離れて暮らす親の「大丈夫」が心配なあなたへ
遠距離介護と感情の言語化
週末の夜、実家に電話をかける。「どう、変わりない?」「大丈夫よ、こっちは元気」。いつもの会話を終えて、ほっとするはずなのに、なぜか胸に小さな引っかかりが残る。お盆に帰省すると、冷蔵庫には賞味期限の切れた食品が並び、あんなに好きだった庭の手入れがされていない。親の「大丈夫」は、うそではないかもしれません。でも、気持ちのすべてでもないのです。年を重ねた親は、心配をかけたくない思いと、気持ちを言葉にしにくくなる変化の両方を抱えています。離れて暮らす親を案じる40〜50代の方に、電話一本から始められる「気持ちの聞き方」と、遠くからの見守り方をお伝えします。
電話の「大丈夫」「変わりない」に、ほっとできないとき
帰るたびに、何かが少しずつ違うんです」
離れて暮らす親を持つ人の多くが、同じような引っかかりを感じています。電話の声は元気。話す内容も変わらない。それなのに、帰省するたびに暮らしのどこかに小さなほころびが見える。そのギャップに、どう向き合えばいいのか戸惑ってしまうのです。
「本当は困っているなら言ってくれればいいのに」。そう思うのは自然なことです。けれど、親の側から見ると、困っていることを言葉にするのは、思っている以上に難しいことがあります。この記事では、その難しさを心理学のアレキシサイミアという視点からひもとき、離れていてもできる関わり方を考えていきます。
感情迷子さんとは|高齢の親の「大丈夫」の中身
アレキシサイミア(失感情症)とは、自分の感情に気づき、ほかの感情と見分け、言葉にすることが難しい状態をいいます。感情がないのではなく、感情に言葉が届きにくくなっている状態です。一般の人の約10〜16%、およそ10人に1人に強い傾向があるとされ、病名ではなく、誰もが持つ特性の濃淡と考えられています。DSM-5やICD-11でも、独立した診断名にはなっていません。全体像はアレキシサイミア(失感情症)とは|感情に名前がつけられない人の特徴・原因・回復のヒントで詳しく解説しています。
中島輝の近刊『感情を言語化すれば人生はうまくいく 感情迷子さんの本』では、感情をうまく認識・表現しにくくなっている状態を「感情迷子さん」と呼んでいます。迷子という言葉には、帰る場所があるという前提が含まれています。親の気持ちが消えてしまったわけではありません。言葉への帰り道が、少し見えにくくなっているだけです。
「大丈夫」に折りたたまれている気持ち
『感情迷子さんの本』では、「大丈夫」を感情迷子さんの代表的な口ぐせとして紹介しています。気持ちには何となく気づいている。でも、どう言えばいいかわからないし、言ったところで相手を困らせるだけかもしれない。だから、いちばん無難な「大丈夫」で包んでしまうのです。離れて暮らす親の「大丈夫」には、たとえば次のような気持ちが折りたたまれていることがあります。
| 親の言葉 | その奥にあるかもしれない気持ち |
|---|---|
| 「大丈夫、変わりないよ」 | 変わったことはあるが、どう説明すればいいかわからない |
| 「忙しいんだから、無理して来なくていい」 | 本当は会いたい。でも、迷惑をかけたくない |
| 「年だからね、こんなもんよ」 | 体が思うように動かない不安や悔しさ |
| 「別に、何もしてないよ」 | 一日が長く、張り合いがない。さみしい |
年を重ねると、気持ちが言葉になりにくくなる理由
アレキシサイミアには、若い頃から続く特性としての「1次性」と、強いストレスや喪失から心を守るための反応としての「2次性」があると考えられています。高齢の親に見られる「気持ちの言葉の少なさ」には、この2次性のものが含まれていることが少なくありません。
重なる喪失が、心のボリュームを下げる
年を重ねることは、さまざまなものを手放していく過程でもあります。配偶者との死別、友人や兄弟姉妹との別れ、仕事や役割の終わり、体の衰え、運転免許の返納。一つひとつが大きな喪失体験です。精神分析家のクリスタル(Krystal)は、受けとめきれない出来事にさらされると、心は感情を平板にすることで自分を守ろうとすることがあると述べました。喪失が重なると、悲しみを感じ続けないように、心が感じるボリュームそのものを下げてしまうことがあるのです。
体の訴えは「心の声」のこともある
アレキシサイミアという言葉は、もともと心身症の研究から生まれました。言葉にならなかった気持ちは、「腰が痛い」「よく眠れない」「食欲がない」といった体の訴えとして出てくることがあります。電話で親が体の不調ばかり話すとき、それは単なる体調報告ではなく、「さみしい」「不安だ」を体の言葉で伝えようとしているのかもしれません。もちろん、高齢になれば実際の病気が隠れていることもあるので、受診をすすめることは大切です。そのうえで、体の訴えの裏にある気持ちにも、そっと目を向けてみてください。
気持ちの変化と、認知機能の変化
なお、口数が減る、物事に関心がなくなる、同じものを何度も買うといった変化は、気持ちの問題だけでなく、うつ状態や認知機能の低下のサインであることもあります。この記事は診断のためのものではありません。気になる変化が続くときは、かかりつけ医や地域包括支援センターに早めに相談してください。
「心配かけたくない」と「感情を出すな」の世代
今70代、80代の親世代の多くは、「人前で泣くものではない」「弱音を吐くな」「我慢が美徳」という価値観のなかで育ってきました。とくに男性には、感情を表に出さないことが「一人前」のしるしとされた時代がありました。「男は泣くな」のような価値観の中で育った男性に見られる傾向は、「規範的男性アレキシサイミア」と呼ばれることもあります。
『感情迷子さんの本』に登場する50代の経営者ケンジさん(仮名)は、幼いうちから「泣くのは無能の証拠」と教え込まれ、「泣いている暇があったら、解決策を探す」ことが大事だと信じてきました。感情をノイズとして切り捨てることで成果を上げてきたけれど、同時に「人生の彩り」まで手放してしまっていた。ケンジさんはそういう方でした。今の高齢の親世代は、こうした価値観がいまよりずっと当たり前とされていた時代に育っています。
そこに、「子どもに心配をかけたくない」という親心が加わります。遠くで働き、家庭を持ち、忙しくしている子に、自分の弱さを見せて負担をかけたくない。その思いやりが、「大丈夫」という言葉を生んでいるのです。
親の「大丈夫」は、
気持ちがないという意味ではない。
あなたを思う気持ちが、言葉にふたをしている。
あなた自身も、同じ価値観で育っているかもしれない
そして、少しだけ振り返ってみてください。40〜50代の私たち自身も、親から「泣かないの」「我慢しなさい」と言われて育った世代です。親に「本当はどうなの?」と聞きたい気持ちがあっても、自分の不安や心配を言葉にするのが苦手で、つい「大丈夫ならいいけど」で電話を終えてしまう。親子のどちらもが、気持ちの言葉を持ち合わせていない。そんなすれ違いが起きていることもあるのです。
帰省で気づくサイン|冷蔵庫・郵便受け・部屋の様子
気持ちを言葉にしにくい人ほど、その変化は暮らしの様子に表れます。帰省は、電話ではわからない「暮らしの声」を聞ける貴重な機会です。ただし、点検するような目で家じゅうを見て回ると、親は「信用されていない」と感じてしまいます。さりげなく、次のようなところに目を向けてみてください。
- 冷蔵庫に、同じ食品がいくつもある、または期限切れのものが多い
- 郵便受けや玄関に、郵便物やチラシがたまっている
- 以前はきちんとしていた部屋や台所が、片づかなくなっている
- 好きだった趣味(庭、手芸、囲碁など)の道具が、使われていない
- 着ている服がいつも同じ、季節に合っていない
- 薬が飲み残されている、または飲みすぎている様子がある
- 近所の人や友人の話題が、ほとんど出てこない
- 夜に電気がついたまま、またはテレビがつけっぱなし
こうしたサインに気づいたとき、すぐに「どうしてこうなったの?」と問いただしたくなるかもしれません。けれど、問いただされると、親は「ちゃんとできていない自分」を責められているように感じ、ますます「大丈夫」で守りを固めてしまいます。サインは、責める材料ではなく、親の気持ちを想像する手がかりとして受けとってください。
気づいたサインは「一緒にやる」に変える
冷蔵庫の中が気になったら、「一緒に買い物に行こうか」。郵便物がたまっていたら、「ちょっと一緒に見ようか」。指摘ではなく「一緒にやる」に変えることで、親は手伝ってもらうことを受け入れやすくなります。並んで手を動かしているときのほうが、ふと「最近ね、夜が長くて」と本音がこぼれることも多いのです。
電話・ビデオ通話での聞き方|気持ちではなく、体・出来事・暮らしから
離れて暮らす親との関わりの中心は、やはり電話やビデオ通話です。ここで大切なのは、「気持ちを直接聞かない」こと。「さみしくない?」「不安なことはない?」と聞かれると、感情迷子の状態にある人は答えに困り、「大丈夫」と返すしかなくなってしまいます。
質問を「具体的に、答えやすく」する
| 答えにくい聞き方 | 答えやすい聞き方 |
|---|---|
| 「元気にしてる?」 | 「昨日の夜は何時ごろ寝た?」 |
| 「さみしくない?」 | 「今週、誰かとおしゃべりした?」 |
| 「ちゃんと食べてる?」 | 「今日のお昼は何を食べたの?」 |
| 「困ってることない?」 | 「最近、面倒だなと思うことってどんなこと?」 |
| 「体は大丈夫?」 | 「膝の痛み、先月とくらべてどう?」 |
気持ちの言葉は「こちらから差し出す」
親が出来事を話してくれたら、そこにこちらから気持ちの言葉をそっと添えてみます。「お友だちのお葬式に行ってきた」と聞いたら、「そう……それはさみしかったね」。「病院で2時間も待たされた」と聞いたら、「それは疲れたでしょう」。決めつけるのではなく、候補として差し出すのがコツです。違っていれば、「さみしいっていうかね……」と、親が自分の言葉で話しはじめるきっかけになります。
ビデオ通話では「一緒に何かを見る」
ビデオ通話は、顔が見えるぶん安心できる一方、向かい合って話すことに緊張する親もいます。そんなときは、孫の写真を一緒に見る、庭の花を映してもらう、昔のアルバムを画面越しにめくるなど、「一緒に何かを見る」時間にしてみてください。『感情迷子さんの本』のワーク「比喩レッスン」をアレンジして、「今日の気分を天気でいうと?」と遊びのように聞いてみるのもよいでしょう。「ずっと曇り」「今日は晴れ」。それだけで、言葉にならなかった気持ちの輪郭が見えてきます。
自分の「心の体温チェック」から
電話をかける前に、手のひらを胸に当てて「今、私は温かい?冷たい?」と3秒だけ自分に聞いてみてください。あなた自身が焦りや不安でいっぱいのときは、親の「大丈夫」に強く反応してしまいがちです。自分の状態に気づいてからかけると、親の言葉を落ち着いて受けとめやすくなります。
アドバイスの前に5秒待つ
親が「最近ね、腰が痛くて」と話しはじめたら、「病院に行ったの?」「湿布は?」とすぐに解決策を言いたくなります。そこで5秒だけ待ち、「この人は今、何を感じている?」と心の中で問いかけてみる。そのあとのひと言を「それはつらいね」にするだけで、親はもう少し話を続けてくれるかもしれません。
親に「頼る」ことで、親の役割を取り戻す
遠距離介護というと、子が親を「支える」ことばかりに目が向きがちです。けれど、親の気持ちを言葉に近づけるうえで、意外な力を持つのが「親に頼る」ことです。
役割を失っていくことは、高齢の親にとって大きな喪失です。「もう誰の役にも立っていない」という感覚は、気持ちをさらに閉ざしてしまいます。自己肯定感の「6つの感」を木にたとえると、「誰かの役に立っている」と感じられる自己有用感は「実」にあたります。実がなる実感は、木全体に力を戻してくれるのです。
- 「お母さんの煮物の味つけ、もう一回教えて」
- 「子どもの頃のアルバム、どこにしまったか覚えてる?」
- 「お父さんがやってた庭木の手入れ、どうやってたの?」
- 「孫が学校の宿題で昔の話を聞きたいって。電話で話してあげて」
頼られると、親は「教える人」「知っている人」に戻ります。そして、昔の話をしているうちに、「あのころは楽しかった」「お父さんがいたらね」と、自然に気持ちの言葉が出てくることがあります。気持ちを聞き出そうとするより、親が自分の役割を思い出せる場面をつくるほうが、ずっと気持ちに近づけることがあるのです。
中島輝より一言
私は5歳のとき、育ててくれた里親が突然いなくなるという経験をしてから、長いあいだ気持ちを外に出さずに生きてきました。だからこそ、「大丈夫」と言う人の中に、どれだけたくさんの言葉にならない気持ちがしまわれているかを、身をもって知っています。そういう人の心がほどけるのは、問い詰められたときではなく、「あなたが必要だ」と感じられたときです。離れて暮らす親御さんにも、ぜひ「頼る電話」をかけてみてください。
離れていても見守りの輪をつくる|地域包括支援センター・民生委員・ご近所
どれだけ電話を工夫しても、離れて暮らす子ができることには限りがあります。だからこそ、親の暮らす地域に「見守りの輪」をつくることが大切です。親が子には言えない「大丈夫じゃない」を、地域の誰かが受けとめてくれることもあります。
地域包括支援センター
高齢者の暮らしや介護、健康、権利を守るための総合相談窓口で、市区町村ごとに設置されています。介護保険を使う前の段階でも相談でき、離れて暮らす家族からの相談も受けつけています。帰省の際に一度訪ねて「離れて暮らしていて、母の様子が気になって」と顔をつないでおくと、いざというときに心強い存在になります。親の住所地を担当するセンターは、市区町村のホームページなどで調べられます。
民生委員
地域の住民の立場から、ひとり暮らしの高齢者の見守りや相談に関わっている方々です。担当の民生委員は、市区町村の福祉の窓口や地域包括支援センターで確かめられます。「こういう事情で、子どもは遠方に住んでいます」と伝えておくだけでも、見守りの目が一つ増えます。
ご近所・なじみの店・かかりつけ医
帰省したときに、お隣さんやよく行くお店、かかりつけ医に「いつも母がお世話になっています」とあいさつをし、可能なら連絡先を伝えておきましょう。親が電話では話さない小さな変化を、ご近所の方が先に気づいていることはよくあります。自治体や事業者による見守りサービス、配食サービスなども、地域によって選択肢があります。
地域の人間関係や孤立の問題については、「さみしい」と言えない大人たち|孤独・孤立とアレキシサイミアの深い関係もあわせて参考にしてください。内閣府の「人々のつながりに関する基礎調査」でも、孤独感が「ある」と答えた人は約4割にのぼります。さみしさは、決して特別な人だけのものではありません。
親の気持ちを「勝手に代弁しない」
地域の人に相談するとき、気をつけたいことがあります。それは、親の気持ちを子が勝手に決めつけて伝えないことです。「母はさみしがっているので」と言うより、「最近、外に出る回数が減ったようで」と、見えた事実を伝えましょう。親自身が、地域の人との関係の中で、自分のペースで気持ちを言葉にしていけるように。見守りは「監視」ではなく、親が安心して「大丈夫じゃない」と言える場所を増やすことなのです。
子世代の罪悪感と疲れ|「そばにいられない」自分を責めないで
遠距離介護をしている人の多くが、口には出さない重い気持ちを抱えています。「そばにいられなくて申し訳ない」「自分だけ好きな場所で暮らしていていいのか」。仕事、自分の家族、子どもの受験。動けない理由はたくさんあるのに、罪悪感だけが積み重なっていきます。
なぜかぐったりしてしまうんです」
遠距離介護では、移動の負担や費用、手続きの多さに加えて、「気持ちの負担」が見えにくいという難しさがあります。そばで介護をしている人のように、目に見える大変さがないぶん、自分で自分の疲れを認めにくいのです。
子世代のための3つのセルフケア
電話のあとの「感情だけ日記」
親との電話を切ったら、出来事ではなく感じたことだけを短くメモします。「ほっとした」「もどかしかった」「なんだかさみしい」「何も感じなかった」。「何も感じなかった」も立派な記録です。気持ちを書き出すことがストレスをやわらげることは、心理学者ペネベーカー(Pennebaker)の研究でも知られています。
罪悪感に「3段階」をつける
「申し訳ない」という気持ちが湧いたら、「ちょっと・そこそこ・すごく」のどれかを選びます。漠然とした罪悪感は、心の中で大きくふくらみがちです。「今日はそこそこ」と強さがわかるだけで、気持ちは少し扱いやすくなります。
自分に「共感の一言」を
人には「大変だったね」と言えるのに、自分には言えない。そんな方は、帰りの新幹線や電話のあとに、「遠くから、よくやってるよ」と自分に声をかけてみてください。人にかける言葉を自分にもかけることが、ありのままの自分を受け入れる自己受容感を育てます。
そして、きょうだいや配偶者と、「段取り」だけでなく「気持ち」も分け合ってください。「今度の帰省、誰が行く?」だけでなく、「正直、最近ちょっと疲れてる」と言えることが、遠距離介護を長く続ける力になります。介護休業や介護休暇など、職場の制度について会社の担当部署に確かめておくことも、気持ちの余裕につながります。
そばにいられないことは、
大切に思っていないことではない。
遠くから気にかけ続けることも、立派な介護。
よくあるご質問
あなたを思う気持ちと、まだ言葉にならない気持ちがある。
気持ちは聞き出さず、暮らしから近づこう。
その一本の電話が、離れた親子をつなぐ橋になります。
自分を大切にしよう
離れて暮らす親の「大丈夫」「変わりない」は、うそではなくても、気持ちのすべてではないことがあります。配偶者との死別や体の衰えなどの喪失が重なると、心は感じるボリュームを下げて自分を守ろうとします。そこに「弱音を吐くな」という世代の価値観と、「子に心配をかけたくない」という親心が重なり、気持ちは言葉の手前で止まり、そのぶん冷蔵庫や部屋の様子、体の訴えにサインが表れるのです。
電話では、気持ちを直接聞くより、体・出来事・暮らしについて具体的に聞いてみてください。こちらから「それはさみしかったね」と気持ちの言葉を差し出す。アドバイスの前に5秒待つ。親に頼って、教える人・役に立つ人に戻ってもらう。そして、地域包括支援センターや民生委員、ご近所とつながり、親が安心して「大丈夫じゃない」と言える場所を増やしていく。気になる変化が続くときは、かかりつけ医や地域包括支援センターに早めに相談しましょう。
遠くから親を気にかけ続けているあなたも、たくさんの気持ちを抱えています。心配、もどかしさ、申し訳なさ。それを「別に」で終わらせずに、短い言葉で書き出し、誰かと分け合ってください。自分を大切にしよう。あなたが自分の気持ちに名前をつけられるようになるほど、親の「大丈夫」の奥にある気持ちにも、やさしく耳を傾けられるようになっていきます。
相談できる窓口
親の住む地域の地域包括支援センター(市区町村のホームページで検索できます)
市区町村の高齢者福祉の窓口・民生委員
子世代自身のつらさには:こころの健康相談統一ダイヤル 0570-064-556
よりそいホットライン 0120-279-338(24時間)
本記事の参考資料・科学的根拠
- 中島輝『感情を言語化すれば人生はうまくいく 感情迷子さんの本』(近刊)
- 中島輝・自己肯定感アカデミー「アレキシサイミア 感情の鈍麻:失感情」講座資料
- Taylor, G.J., Bagby, R.M., & Parker, J.D.A. (1997). Disorders of Affect Regulation: Alexithymia in Medical and Psychiatric Illness. Cambridge University Press.(邦訳『アレキシサイミア―感情制御の障害と精神・身体疾患』星和書店)
- Krystal, H. (1988). Integration and Self-Healing: Affect, Trauma, Alexithymia. Analytic Press.
- A.N.シン「心身症とアレキシサイミア(失感情症)」永田勝太郎ほか訳、『心身症の診断と治療』所収
- 内閣府「人々のつながりに関する基礎調査」
- Pennebaker, J.W. (1997). Opening Up: The Healing Power of Expressing Emotions. Guilford Press.
- 厚生労働省 地域包括支援センターに関する資料

自己肯定感の第一人者である中島 輝と共に、自己肯定感の重要性を多くの人に伝えるために活動中。講師としての登壇経験が多く、自己肯定感をはじめとするセラピー・カウンセリング・コーチングの知識が豊富。メディアサイト「自己肯定感ラボ」を通じ、誰もが輝いて生きていくための情報を発信中。






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