HSPの長所は感受性の高さ!才能を生かして活躍する人も

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「HSPは繊細だから生きづらい」 「物音や光に敏感でつらい」
HSPの特徴を調べると、こういった文言を目にするかもしれません。しかし、HSPには感受性が豊かだという長所があり、その才能を生かして活躍する人も多くいます。
そこで今回は、前向きに捉えたいと考えるあなたへ、HSPの長所や才能の生かしかたをまとめました。ぜひ、参考にしてみてください。

目次

HSPの豊かな感性は長所

HSPはネガティブな面やストレス耐性の弱さばかりが注目されがちですが、それらは感受性の高さが原因です。感受性の高さはHSPのマイナスに働くこともありますが、実は長所であります。

例えば、日常生活でプラスに働くHSPの能力としては、以下のようなものが挙げられます。

  • 音やにおいの違いを察知できる
  • 多くの要素をかけ合わせて慎重に考えられる
  • 責任力がある
  • 想像力・創造力が豊かで発想が柔軟
  • 広い視野で情報を吸収しやすいので気配り上手

特にHSPの人は、周囲の人が気付かないようなわずかな差を感じ取れるので、人に気遣いをするのが得意です。

長所である豊かな感性については仕事では取引先や同僚への気遣い、趣味では文章や絵、音楽などに生かせます。

確かにHSPは繊細で生きにくい人という一面もありますが、才能をうまく活用して自分に合った生活を送ることもできるのです。

HSPの長所5つをピックアップ

HSPの能力について少し触れましたが、ここからは長所を5つピックアップしていきます。
すべて当てはまるとは限りませんが、基本的にHSPの長所といわれているものを選びました。
長所や強みを把握して、できないことをなくすのではなく「できることを生かす」ことを意識しましょう。
HSPは行動と感情が結び付きやすいので、できないことで自分を責めたり自己肯定感を下げたりしないようにしてください。

HSPの長所その1|共感力が高い

1つ目のHSPの長所は、共感能力が高いこと。
HSPは他人の表情の変化に敏感なため、相手がイライラしていたり怒っていたりすると自分にも影響します。
例えば、他人が怒られていたり泣いていたりすると、その負の感情がHSPにも重くのしかかります。
しかし、この共感能力の高さは、困っている人を助けることができる長所です。
HSPは誰にも話せない悩みを抱えている人や集団になじめない人へ、無意識的に手を差し伸べられます。
また赤ちゃんや動物、ときには植物などにも共感できるので、その能力の高さはHSPならではの長所といえるでしょう。

HSPの長所その2|先読みした準備ができる

2つ目のHSPの長所は、先読みした準備ができること。
HSPはいわゆる「空気を読む」のが得意なため、その場ごとに臨機応変な対応をします。
例えば、ペンが必要になりそうな場面を予測して先に渡しておいたり、食事の場面で取り分け皿をタイミングよく渡したりできます。
先読みした準備は特に集団で行動する際に必要なスキルであり、実際にはできない社会人もたくさんいるでしょう。
会社で働くことにストレスを感じやすいといわれるHSPですが、空気を読んだ対応のおかげで周囲の役にたつ場面も多くあるはずです。

HSPの長所その3|危機管理能力が高い

3つ目のHSPの長所には、危機管理能力の高さが挙げられます。
HSPは物事を丁寧に処理する特徴があるため、危機管理能力が人一倍高いのです。

  • 緊急事態に対応はできるけど疲れやすい
  • 丁寧に処理するので遅くなる
  • 他人の気持ちの変化に敏感

上記のような特徴を持つHSPだからこそ、危機管理能力が高く、直感的に危ないものを避けられます。

なお本人は自覚がなく、あっても「直感が当たる」くらいにしか思っていないのも特徴です。

HSPの長所その4|些細な変化をキャッチできる

4つ目のHSPの長所は、些細な変化をキャッチできること。
刺激を受けやすいHSPは、音やにおいなど五感が敏感です。
歩く音のリズムで誰が近くにいるかわかったり、火やガスのにおいにも早く気付けたりします。
音やにおいだけでなく、環境や感情の変化にも敏感なため、些細な変化をキャッチしてさりげなく周囲をサポートするなどの対応ができる場面も多くあります。些細な変化をキャッチするというのは生まれつきの才能なので、トレーニングを積んでも習得は難しいスキルといえるでしょう。
変化に気付いて行動を起こせる人は、仕事上でも好かれるタイプです。

HSPの長所その5|クリエイティブな感性が豊か

5つ目のHSPの長所は、クリエイティブな感性が豊かだということ。
普段から刺激を受け続けて生きているHSPは、少なからず生きづらさを感じている人が多くいます。
つまり「もっとここが違うとよいのに」という視点で普段から物事を見ているので、新しい商品やサービスの開発などクリエイティブな仕事に向いています。
感性が豊かなHSPは、人よりも多くの色や音を認識できるので、アーティスティックなクリエイターも適した職業です。

ここまで紹介した5つのHSPの長所は、どれも日常生活や仕事に生かせるものです。
HSPの長所を理解して適切に生かしていくことで、才能を開花させていきましょう。

HSPの才能を生かして活躍している人は?

ここまでHSPの長所について紹介してきましたが、短所だと思われていた部分が才能であることをご理解いただけたでしょうか?

ではここからは実際にHSPの才能や長所を生かして活躍している有名人、芸能人を3人紹介していきます。

  • 田村淳さん
  • 大木亜希子さん
  • 最上もがさん

いずれもHSPだと公表している方々です。

HSPの有名人|田村淳

HSPを公表した芸能人といえば、真っ先に田村淳さんを思い出す方も多いのではないでしょうか?
田村淳さんは自分のことを潔癖症だと考えつつも、どこかそうではない部分もあり腑に落ちないような心境だったそう。
ですがあるときHSP専門カウンセラーの武田友紀さんと対談することになり、自分が該当するとわかってすっきりしたと語っています。
例えば、HSPの特徴として「直感の鋭さや共感力の高さ」が挙げられますが、田村淳さんはファンからの批判的な声もポジティブに受け取ります。
どうしてその考えになったのか、どう感じて伝えてくれたのか、もし返事ができるのならどう返すかなどを考えるそうです。
相手の声や気持ちを受け止めたうえで、自分から出てくるのは相手への譲歩だったり優しさだったりするため、それはHSPである私の長所だと価値観として残しておくそう。
お笑い界という競争率の高い場所で生きてきた田村淳さんですが、HSPの才能を生かして成功した人物の1人といえるでしょう。

HSPの有名人|大木亜希子

元SDN48で、現在は作家・ライター・コラムニストとして活躍している大木亜希子さんは、自身がHSPであることを自身のSNSで公表しました。
HSPだと知るきっかけは、友人から発せられた「人の気持ちを考えすぎる亜希子はHSPなんじゃない?」の一言。
30歳まで自身の生き方に疲れてしまっていた大木亜希子さんでしたが、その現象に名前がついたときにホッとしたといいます。
繊細なところが自分の弱さだと思っていても、それがHSPで自分の気質だとわかれば強みにもできることを知り、少しでも生きやすい環境をつくれたそう。
疲れたらどう休憩するかではなく、疲れる前にどう対処するかを考えるようになって仕事もスムーズにこなせるようになったと語っています。

HSPの有名人|最上もが

HSPということを自身のブログにて公表した最上もがさん。
なかでも過剰に刺激を受けやすいらしく、集団で行動する際に辛かったことが多かったそうです。
特に空間のにおいが苦手だったり、照明で気持ちが悪くなったりすることをよく体験していました。
HSPは刺激を受け取りやすい特徴がありますが、最上もがさんは「におい、光、音」が特に苦手だと語っています。
ですがそれらをすべて受け取ってしまうアイドルとして芸能界にいられたのは、HSPを理解して自分なりに生きやすい環境を整えられたからではないでしょうか?

HSPの長所をどう生かす?

HSPの長所や才能についてここまで解説してきましたが、よくも悪くも環境の影響を受けやすいということをお分かりいただけたでしょう。
環境に左右されるということは、自分がどれだけ短所だと思っていたことを直そうとしても、外部からの影響が多いということ。
長所を伸ばせるような環境に身を置くことは、HSPにとって大切なことです。
HSPの特徴を長所だと理解してくれる、才能だと認めてくれるような人の近くで日常生活を送ってみてください。
HSPが役だつような環境を見つけて、少しでも生きやすい生活に変えてみましょう。
具体的なHSPの適職は、こちらの記事で詳しく解説しています。
HSPの適職ってあるの? 特性を生かせる仕事の選び方を解説

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