HSPの私が楽になるには?今日から出来る方法を紹介

  • HSP

「学校や職場で、些細なことが気になってガクッと疲れてしまう…」
「外出するたびに、元気を吸い取られるような感覚に陥ってしまう…」

こんな悩みをお持ちではありませんか?

もしかしたら、それはHSPという内面的な特徴をお持ちなのかもしれません。

HSPとは、人よりも五感による刺激を受けやすく、共感性に優れているため知らずのうちに疲れてしまう人のことを指します。

人よりも優しい性格なのに、それが原因で疲れてしまうのは、とてももったいないですよね。

この記事では、そんな優しい性格を持つHPSの人が、もっと楽になる具体的な方法についてお伝えしていきます。

目次

HPSが楽になる方法|ステップを踏む

HPSに限らず、現状に悩みを抱えている方の多くは、頑張ろうとし過ぎて逆に上手くいかないケースが多いです。

なぜなら、「今すぐ苦しみから脱したい!」という思いから、出来ることを全てやろうとしてしまい、結果ゴールを見失って疲れ果ててしまうからです。

すぐにでも楽になりたいからこそ、まずは冷静になって、出来ることを段階的に実践していくことが大切です。

具体的には、以下のステップを踏むのがオススメです。

  1. HSPの性質を知る
  2. 行動と環境を設定する
  3. 「人と違うこと」を長所として受け止める

順番にお伝えしていきましょう。

ステップ1.HSPの性質を知る

まずはHSPの性質について知るのが非常に効果的です。

ご自身の性質について知ることは、自分を客観視することに繋がるからです。

自分を客観視出来れば、心がざわざわしたり、嫌な気持ちになった時も、「あぁ、自分はこんな時に、こうなりやすいのか。」「この気持ちを持つことは、変でも悪い事でもないんだな。」と受け止めることで、気持ちを楽に保ちやすくなります。

それでは、HSPの性質について、改めて確認していきましょう。

HSPとは?

HSPとは、神経が細やかで感受性が強い性質を生まれ持った人たちを指します。
Highly Sensitive Personの頭文字を取ってHSPと呼ばれているわけです。

HSPは、米国の心理学者であるエレイン・N・アーロン博士によって提唱されました。

統計的には人口の15~20%が当てはまるので、5人に1人がHSPだと言うことが出来ます。

またHSPは「心の性質」であって、病気ではありません。

そんなHSPさんは、「もっと図太くなろう」「鈍感になろう」と意気込むのではなく、繊細な自分自身を適切に受け止めた方がストレスが少ない生き方が出来ます。

HSPさんの性質と特徴

HSPさんには、以下のような性質があります。

  • 深く処理をする
    すぐに結論の出るような物事であっても、深くさまざまな思考をめぐらせる
  • 過剰に刺激を受けやすい
    刺激に対する反応が強く表れやすく、疲れやすい
  • 全体的に感情の反応が強く、共感力が強い
    他人との心の境界線が薄く、相手の感情の影響を受けやすい
  • 些細な刺激を察知する
    他の人が気づかないような音や光、匂いなど、些細な刺激にすぐ気づく

これらの性質を、英語の頭文字を取って「DOES」と呼んでいます。

↓補足:DOESの内訳
D:Depth of Processing
O:Overstimulation
E:Emotional response and empathy
S:Sensitivity to Subtleties

DOESの性質から、HSPさんには以下のような特徴があるといえます。

  • 周りの人に「敏感」「内気」と言われることが多い
  • 生活の急な変化に弱く、動揺してしまう
  • たくさんのタスクをこなさなければならなくなると、混乱してしまう
  • 大きな音や強い光が苦手
  • 些細なことでも、深く考えすぎてしまう
  • 芸術に触れると大きく心を動かされる
  • 忙しくなると、一人で静かに過ごせる刺激の少ない場所にこもりたくなる
  • 他人の気分に振り回されやすく、対人関係に疲れがち
  • 小さな音や匂いも気になってしまう
  • 映画やドラマの暴力的なシーンが苦手

※出典:エレイン・N. アーロン著、冨田香里訳『ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ。』(講談社) 一部を抜粋、改変


これらの特徴を見ると、人よりも心身ともに感覚が敏感で疲れてしまいやすいことが見て取れるのではないでしょうか?

それでは、これらの特徴を踏まえてHPSさんが楽になる次のステップを見ていきましょう。

ステップ2.行動と環境を設定する

HSPさんの性質と特徴について理解をしたら、次にHSPさんが楽になるために出来る具体的な2つの方法を見ていきましょう。

  1. 視覚・聴覚・嗅覚・触覚を制限する
  2. 「自分の感情」と「相手の感情」を分離させる

視覚・聴覚・嗅覚・触覚を制限する

HSPさんは、外からの刺激を敏感に受けてしまいます。
そこで、物理的に外部からの刺激を制限して効果的に無駄な疲労を回避することに繋がります。

視覚:メガネ
普段メガネやコンタクトレンズなどで視力を矯正している人には、「細かく見え過ぎてしまう」ことを回避するのに「少し度の低いメガネ」を持っていると非常に便利です。

「見え過ぎて疲れてしまう」ことの回避に繋がるからです。

また、視力を矯正していない人でも、伊達メガネをすることで十分に効果が期待出来ます。

伊達メガネの縁の中だけを意識することも「見え過ぎて疲れてしまう」ことの回避に繋がります。

聴覚: 耳栓・イヤホン
聴覚を制限して大きな音によるストレスを緩和するのも効果的です。
耳栓で人の声をシャットアウトしてみたり、イヤホンを使ってヒーリング効果のある音楽を聞くことで周りの音から気を紛らわせてみましょう。

触覚: 服装・アクセサリー
ゆったりとした服装をしてみたり、肌触りの良い素材の服装を選んで着るのも効果が期待出来ます。

触覚から安心感を覚えることでストレスの緩和を図ることが出来るからです。

また、「マフラーやストールなどで首周りが覆われていると安心する。」などのように、ご自身にとって心地の良いアイテムがあれば進んで取り入れてみるのも効果的です。

「自分の感情」と「相手の感情」を分離させる

HSPさんは、高い共感力をお持ちがゆえに、人よりも敏感に人の気持ちを汲み取ることが出来てしまいます。

それ故に、人に合わせ過ぎて疲れてしまいやすいわけですね。

そこで、「自分の感情」と「相手の感情」を分離させることで、「共感し過ぎてしまう性質」をコントロールしやすくなります。

例えば、自分の職場にイライラした人がいると、HSPさんはそれを感じ取り「自分がイライラさせてしまっているのでは…?」「何とかしてこの人の気持ちを鎮められないものか…?」と無意識に考えが巡ってしまい、結果ストレスを溜め込んでしまいがちです。

そこで、自分の感情が他の人の感情によって悪影響を受けている時は、「この心のモヤモヤは自分の感情だろうか?」と自分に問いかけてみてください。

例えば、ニュースなどで芸能人のスキャンダルが報道され、それに対して怒っているタレントさんを見ると、ついつい自分も「それはとんでもない!」という感じに気持ちがつられてしまいがちです。

しかし、ふと考え直してみると、その芸能人さんは自分にとって全く興味のない人だったりします。

どうして自分とは全く接点のない人に対して、事情も何も知らないご自身が、怒りなどの感情でストレスを抱える必要があるのでしょうか?
そんな必要は全くないはずです。

それと同じで、誰かの感情と、あなたの感情は完全にイコールではないのですから、モヤモヤ、ソワソワして気分が落ち着かない時は、「この嫌な気持ちは、本当に自分の感情だろうか?」と問いかけてみてください。

こうして「自分の感情」を大切にすることで、高すぎる共感力によって抱えるストレスはグッと緩和出来ます。

ステップ3.「人と違うこと」を長所として受け止める

最後に、HSPさんの性質を「長所」として受け止めてみましょう。

HSPさんは現代において疲れやすく、生きづらさを感じてしまいがちです。

しかし、裏を返せばそれだけ敏感に人の気持ちを汲み取り、寄り添うことの出来る希少な人だと言うことも出来ます。

HSPさんは人と違うことが目について悩んでしまいがちですが、客観的に人との違いを「長所」だと捉(とら)えることが出来れば、周りの「普通」に悩むことも回避しやすくなります。

まとめ

HSPさんの共感力と敏感さは決して「劣っていること」でも「恥ずかしいこと」でもありません。

この記事を通して、ご自身の性質をより深く理解して、もっと楽に生きれる方法を実践し、ご自身の長所として捉(とら)えることで、これまでよりも、もっと活き活きとした生き方に貢献出来れば幸いです。

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