HSPの方は人付き合いが苦手?HSPだからこそ築ける人間関係もある

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HSPの方は感受性が高く、いろいろと気を遣ってしまうこともあります。
またHSPではない人と比べると、ストレスを多く受けたり、余計なトラブルに巻き込まれることもあるでしょう。

“人間関係がうまくいかない”というお悩みを抱える方の声も多く、中にはそうした理由から恋愛や仕事に対して消極的になってしまう方もいるようです。

この記事を読めば、HSPでお悩みの方が人付き合いの部分ではどのような傾向があるかを考え、前向きに歩いて行けるヒントを提示します。

目次

HSPの方はなぜ人間関係がうまくいかないのか

HSPの方を限定にした話ではありませんが、HSPでお悩みの方は“感受性の高さ”が周囲とうまくかみ合っていない状況とも考えられます。

例えば自分が発言したことが相手を怒らせないだろうか、相手を悲しませないだろうか……。
そうした相手への配慮が強すぎるために、言うべきことを言えないケースも考えられます。

なるべく相手の感情を逆なでしないことに注力してしまい、ものすごく遠回しな言い方や的を射ていないことを言ってしまうこともあるでしょう。

さまざまなケースが考えられますが、つまり相手の心情を考えすぎるがあまり誤解を生じやすいともいえるのです。
その誤解がまわりまわって人間関係の悪化へと繋がる可能性もあるかと思います。

HSPと非HSPとの相性

「HSPの方との相性」について考えるときには、気を付けなくてはいけないことがあります。

その場での相性、それは一か月に一度くらい食事をする人との相性なのか。
それとも長い目でみたときの、一生を添い遂げようと考えている人との相性なのか。

たしかに食事やカラオケなどで盛り上がっているときに、“耳に痛いこと”や“人生訓”のような言葉を話してくる人がいたとしたら、誰だってイヤな気分にもなります。
ところが同じ言葉であっても、状況が変われば非常に重要な言葉である可能性もあります。

“耳に痛い言葉”とひとくくりにして、全ての人をネガティブな気持ちで見ることは残念ともいえます。
逆に、“心地のよい言葉”を掛けてくれる人を、全てポジティブな気持ちで見ることは危険なこともあります。

HSPの方が人間関係を築きたいとき、相手の言動をどう見ればいいのか

それではその判断はどのようにすればよいのでしょうか。
・自分のためか相手のためか

「皆さんにとって成長に繋がるかどうか」
ひとつの考え方として、この基準で見てみることはいかがでしょうか。

ときとして大きなストレスを受けることもあるかと思います。
厳しい言葉を発したその人は、

・成長のために叱咤激励をしているのか
・ただ自分のイライラを発散しているのか

大きくこのふたつにわけてみます。
逆に皆さんが安心できたり嬉しくなる言葉をかけてくれる人は、

・皆さんのことを思って安心させてくれているのか
・自分の利益のためにことばをかけているのか

もちろん相手を疑ってばかりではいけませんが、やはり必要なことは冷静な判断だと考えます。

一時的な感情で判断せずに、冷静になってしっかりと相手の言葉を考えることも大切かもしれません。

HSP同士の恋愛

HSPの方同士が恋愛関係になった場合、お互いに誤解を生じやすい傾向にあるといわれます。
しかしその恋愛を長く続けたいならば、誤解のない方がきっとストレスも少なく、よりよい恋愛になるかと思います。

HSP同士で恋愛をされているという方からメッセージをいただき、その方たちが定めたルールがあるとのことで、ご紹介します。

お互いにイライラしたり、悲しむことがあったときに、
「いまの〇〇という言い方(考え、行動)をされて、私は悲しかった」
と、自分が抱いたつらさなどの原因を相手にしっかり伝えることです。

このルールによって順調に恋愛関係を維持できているとの話でした。

たしかに関係を続けていけば、ときにはお互いが衝突したり、イライラ、悲しい、つらいと感じることもあるかと思います。
それでもお互いの気持ちを確認しあうことで、次はそうならないように気を付けようとする建設的な考え方ともいえるでしょう。

HSPと非HSPの恋愛

恋愛関係にあるということは、どこか惹かれ合っているからこその今だといえます。
しかし関係が続けば続くほど、非HSP側がHSPの方に対して違和感を持ったりイライラしたり……という感情を抱く人も多いようです。

こうして恋愛関係にヒビが入ることもあり得ますが、これは残念なことです。

先ほどHSPの方は誤解をしやすい、させやすい、ということを述べました。

それならば相手の方に特徴、つまり、
「誤解をしやすいし、されやすい言い方をしてしまう」
「相手を想った言い方の表現が苦手」
と、あらかじめ伝えておくことも方法のひとつかもしれません。

もしも相手の無神経さで皆さんがイライラしたときには、「子どもが直感的に発言したのだから仕方がない」程度に余裕を持つことも大切かもしれません。

最後に

恋愛のかたちも、人付き合いも同じものは絶対にありません。
皆さん一人ひとりが違うように、相手もまた一人ひとりが違うのは当たり前のことなのです。

だからこそ恋愛でも仕事でも、お互いの成長に繋げられることが非常に重要であると思います。
長い目で見たときに、困ったときにお互いが支え合える関係を作ることは大切です。

「HSPだから……」
とネガティブに考えずに、
「HSPだけど……!」
とポジティブに考えて、前を向いて歩いていきましょう。

皆さんがひとつでも多くの良縁に巡り合えることを願っています。

 

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