「なぜ自分にはチャンスがやってこないのか」「なぜチャンスをものにすることができないのだろうか」
周囲の人がチャンスをものにすればするほど、このようにネガティブな思考に陥ってしまうかもしれません。
チャンスとは、何もせずに日々を過ごしているだけでは中々掴むことはできません。
そして、世の中にいるチャンスを掴んでいる人たちは、チャンスを掴むための方法とコツを知っているのです。
というわけで、今回はあなたがチャンスを掴むための方法とコツを紹介します。
目次
チャンスを掴みやすい人の特徴
チャンスを掴みやすい人には特徴があります。それは「自己肯定感が高い」ということです。
自己肯定感が高い人は、低い人と比較すると運が強い傾向があり、日常でチャンスが転がり込んでくる場面が非常に多いといえます。それは一体なぜなのでしょうか?
チャンスが来るのを待っていない
ずばり、自己肯定感の高い人はチャンスがくるのを”待っていない”からです。
自己肯定感の高い人は、日常のあらゆるものごとに対して、常に肯定的に捉え、良い点を積極的に見つけ出そうとします。
そして、すぐ行動に移すことで、チャンスを自ら掴みにいっているのです。
仮に、ものごとを肯定的に捉えたとしていても、必要以上にリスクを恐れ、すぐに行動に移せない人はチャンスを目の前で逃してしまいます。
しかし、自己肯定感の高い人は、決してチャンスを逃しません。なぜなら行動することによって得られるもの知っているからです。
それは経験や気づき、新しい人とのつながりなどです。
そしてこれらの資産を得ることで、次のステップへと移行しやすくなり、さらなるチャンスを掴む機会が生まれてくるという好循環も発生するのです。
また、経験や気づきを得ることで、常に即行動ではなく「今は踏みとどまるタイミングだ」と見極めることもできます。
やみくもに全てをチャンスと捉えるのではなく、状況を分析し、冷静に判断できる能力が備わってくるのです。
ものごとを肯定的に捉え、自ら動き出す人にはチャンスを掴むための環境が整ってくるといえるでしょう。
チャンスを掴むために|チャンスに気づく
チャンスは平等に舞い込んできます。しかし、舞い込んできたチャンスをチャンスだと気づくことができていない人が多くいます。
チャンスに気づくためには、先ほども述べた通り、ものごとを肯定的に捉えることを意識することです。
チャンスに気づく方法「スルーグッドシングス」
チャンスに気づくための簡単な方法を紹介しましょう。
1日の終りに、その日に起こった”嬉しい出来事”や”良かった出来事”をノートに3つ書き出しましょう。
どんな内容でも構いませんし、書き方にルールもありません。自由に書いてください。ただし、後で見返せるようにきちんとまとめておきましょう。
こうすることで、単調に過ごしていた日々から、日ごとに期待感が高まっていき、自分の身の回りにあるチャンスや、舞い込んできた幸運に気づくことができるようになるのです。
1つ注意しなければいけないのは、このスリーグッドシングスは一日だけやっても効果はありません。
毎日継続することが重要なのです。まずは1ヶ月続けてみてください。
身の回りで起きる出来事の捉え方がどんどん肯定的になり、チャンスにも気づきやすくなるでしょう。
チャンスを掴むために|夢を具体化する
夢や目標に向かって、努力している人はたくさんいます。しかし、この夢や目標が抽象的になっている人が大勢いるのです。
例えば、知識や経験が全くないにも関わらず、突然「起業して、社長になる!」「年収1000万を超える!」などは非常に抽象的な夢といえます。
これは決して悪いことでありません。しかし、夢を具体化することができなければ、夢が夢のまま終わってしまうことは大いにありえるのです。
チャンスを掴むことのできる人は、自分の夢や目標だけでなく、そのために何を考え、どう動くべきかを全て具体的に答えることができます。
逆に、チャンスを掴めない人は、何を聞いても抽象的な答えしか返ってこないのです。
例えば、テスト勉強をするとしましょう。良い点数が取れない人は、ただ「いい点数をとりたい!」と思って勉強します。
しかし、良い点数を取れる人は「自分が最も苦手とする科目をピックアップし、その科目を毎日1時間以上必ず勉強する」と具体的な目標やルールを設定できます。
具体的にものごとを考えることで、行動にも移しやすくなり、だからこそチャンスを掴む機会に恵まれるのです。
チャンスを掴むために|やるべきことの見える化
週末に、翌週の目標や締め切りなどのやるべきこと、やりたいことを”見える化”することも有効です。
リストに書き出して、いつでも見えるようにすることで、脳が明確なゴールに向かって動き始めます。
これは”リマインダーテクニック”と呼ばれるものです。
例えば、一週間でのテレアポ件数や成約の件数、売上などの数字を具体的にすることで、達成できたことと達成できなかったことが明確にします。
何がダメで何ができていたのか、状況を正確にとらえることで、PDCAサイクルを効果的に回し、成果を生み出すことができるのです。
まとめ
リモートワークが主流となりつつある現在、オンライン上でコミュニケーションをとる機会が、どんどん増えていき、集団よりも個の力がより一層際立つ時代になっているといえます。
そんな時代の中で重要視されているのは、自らの力だけで現状を打破して、突き進んでいけるメンタルの強さではないでしょうか。
「思考は現実化する」といわれています。
しかし、ただ思っているだけで現実化するわけではありません。多くの人は思考から行動に移すとき、リスクや変化を恐れ、無意識のうちにブレーキをかけているのです。
ブレーキをかけるな、というわけではありませんが、自分から動き出さなければ何も始まらないのです。
急に動き出すことは難しいかもしれませんが、まずはものごとを肯定的に捉えることから始めてください。
そして是非、今回紹介した方法を取り入れながら、チャンスが舞い込んでくる好循環のサイクルを作り出してみてください。
自己肯定感の第一人者である中島 輝と共に、自己肯定感の重要性を多くの人に伝えるために活動中。講師としての登壇経験が多く、自己肯定感をはじめとするセラピー・カウンセリング・コーチングの知識が豊富。メディアサイト「自己肯定感ラボ」を通じ、誰もが輝いて生きていくための情報を発信中。
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