子どもの頃に夢中だったものを思い出す技術編【中島輝監修】

子どもの頃に夢中だったものを思い出す技術編【中島輝監修】

子どもの頃に
夢中だったものを
思い出す技術編

子どもの頃に夢中になったものを、思い出せますか? 絵を描くこと、虫を集めること、物語を作ること、機械を分解すること——大人になって忘れてしまった「夢中の対象」の中には、あなたの本質的な興味の種が眠っています。発達心理学発達心理学では、子ども時代の興味は、その人の核となる性質を反映していることが知られています。本記事では、忘れていた子どもの頃の夢中を思い出し、新しい自分に活かす技術を、中島輝の自尊心(根)を育てる視点で解説します。

中島 輝(中島輝)
心理カウンセラー/自己肯定感アカデミー会長/「7つの感」理論創始者/『何があっても「大丈夫。」と思えるようになる自己肯定感の教科書』『子どもの自己肯定感』ほか著者

「子どもの頃の夢中」、整理しましょう

「子どもの頃、何に夢中だった?」と聞かれて、すぐに思い出せる方は実は少数派です。多くの方は「忘れてしまった」「思い出せない」と答えます。これは記憶力の問題ではなく、大人になる過程で「夢中」を遠ざけてしまったからです。「お金にならない」「役に立たない」「子供っぽい」という理由で、自分の本質的な興味から距離を置いてきた結果です。発達心理学発達心理学では、子ども時代の自発的な興味は、その人の核となる性質や才能を映していると示唆されています。

自尊心(根)
子どもの頃の夢中=
あなたの本質的興味
中島輝×発達心理学

「子どもの頃の夢中」5つのカテゴリー

カテゴリー夢中の例
1. 創造系絵を描く/物語を書く/工作/音楽
2. 観察系虫を観察/星空/天気/植物
3. 探究系機械分解/実験/なぞなぞ/百科事典
4. 表現系ごっこ遊び/演技/話を聞かせる/歌
5. 関わり系友達と遊ぶ/動物と過ごす/世話をする

「夢中」を忘れる5つの理由

理由中身
1. 「お金にならない」仕事に直結しないという理由で遠ざける
2. 「子供っぽい」大人にふさわしくないという判断
3. 親や周囲の評価「役に立たない」と否定された経験
4. 忙しさ大人の時間に夢中の余裕がない
5. 自己否定「私は飽きっぽい」「続かない」と思い込み

夢中を思い出す3つの実践

実践中身
1. 写真・アルバムを見る視覚的トリガーで記憶を呼び覚ます
2. 親・兄弟に聞く自分が忘れていても周りは覚えている
3. 場所を訪れる生まれた地、通った学校、思い出の場所

自尊心(根)が、なぜ大切なのか

子どもの頃の夢中を思い出す核心は、「あの頃の自分も、今の自分も、価値ある」と認める感覚です。自尊心(根)は、ナサニエル・ブランデン『自信を育てる心理学:「自己評価」入門〈新装版〉ナサニエル・ブランデン著がいう「自己理解」と「自己尊重」の柱から育ちます。子どもの頃の自分が大切にしていたものを尊重することで、根が太くなります。中島輝『子どもの自己肯定感』中島輝著でも、子どもの興味の重要性をお伝えしています。

3つの本質

No本質中身
1夢中の対象=本質的興味の種核となる性質を映す
2形ではなく「何が」夢中だったか絵そのものより「何に惹かれたか」
3大人の形で復活させる子どもの形そのままではなく

こんにちは、中島輝です。子どもの頃に夢中になったものは、あなたの本質的な興味を表しています。大人になって忘れてしまったとしても、心の奥にはまだ生きています。思い出す技術を使って、その種を新しい人生に活かしてみてください。「子供っぽい」と判断する必要はありません。あの頃の自分が大切にしていたものを、今の自分も大切にしていい。それが、自尊心の根を太くします。

5つの方法|7つの感別の整理

土壌|安心感=FREE ★実|自己有用感 ★花|自己決定感 ★葉|自己信頼感 ★枝|自己効力感 ★幹|自己受容感 ★根|自尊心|本記事中心 子どもの夢中×7感

図|子どもの頃の夢中の発見は、根の自尊心を中心に整理されます。「あの頃の自分も価値ある」が、すべての出発点です。

方法1|思い出せる場(安心感の土壌)

方法 01
「ノスタルジーに浸れる場」
中島輝より: 子どもの頃を思い出すには、ゆったりした時間と場所が必要です。週末の朝、休日のカフェ、思い出の場所——日常から離れた空間が、記憶を呼び覚ます土壌になります。

方法2|「あの頃の私も価値ある」(自尊心の根・本記事中心)

方法 02
「子どもの頃の自分を尊重」
中島輝より: ナサニエル・ブランデン『自信を育てる心理学:「自己評価」入門〈新装版〉ナサニエル・ブランデン著がいう自尊心は、過去の自分も尊重するところから育ちます。「あの頃の夢中」を否定せず、価値あるものとして受け止める。

方法3|「子供っぽくてもOK」(自己受容感の幹)

方法 03
「夢中の対象は子供っぽくない」
中島輝より: 中島輝『自己肯定感の教科書中島輝著でお伝えしているのは、自分の興味を否定しない力。「大人なのに絵」「大人なのに虫」——それでOK。これが自己受容感を育てます。

方法4|大人の形で再開する(自己効力感の枝)

方法 04
「現代の形で楽しむ」
中島輝より: 子どもの頃の形そのままでなくて良いです。「絵を描く」→デジタルイラスト、「虫を観察」→自然写真、「物語」→ブログ・YouTube。大人の形で再開することで自己効力感が育ちます。

方法5|「私の興味で選ぶ」(自己決定感の花)

方法 05
「他人の評価ではなく」
中島輝より: 「役に立つかどうか」ではなく「私が好きかどうか」で選ぶ。アドラー心理学の課題の分離アドラー心理学。これが自己決定感を育てます。

中島輝メソッド|3つの本質

核心1
「夢中だったもの」を10個書き出す

記憶を辿って、子どもの頃に夢中になったものを10個書き出す。完璧でなくてOK。思い出せるだけ書く。これが出発点。

核心2
「何が」夢中だったかを深掘り

形ではなく本質を見る。「絵を描いていた」なら「色を組み合わせる楽しさ」「形を作る面白さ」など、何に惹かれていたかを言語化する。

核心3
大人の形で1つ再開

書き出した中から1つ選び、大人の形で再開する。子どもの形そのままではなく、今の自分が楽しめる形で。

6人の「子どもの頃の夢中」再発見事例

① Aさん(絵→デジタルアート)。子どもの頃絵が好きだった方。デジタルイラストで再開して、新しい趣味と副業に発展しました。

② Bさん(虫観察→自然写真)。虫が好きだった方。スマホで自然写真を撮るところから始めて、SNSで仲間と交流するようになりました。

③ Cさん(物語作り→ブログ)。物語を作るのが好きだった方。ブログでエッセイを書き始めて、3年で書籍化されました。

④ Dさん(機械分解→DIY)。機械を分解していた方。DIYと修理を趣味として再開して、地域コミュニティで活躍しています。

⑤ Eさん(ごっこ遊び→演劇)。ごっこ遊びが好きだった方。地域の市民劇団に参加して、新しいコミュニティと出会いました。

⑥ Fさん(複合的)。3つの本質を継続して、複数の夢中を大人の形で復活させ、人生の彩りが豊かになりました。

今日から始める実践ワーク3段階

30秒ワーク
「夢中だったもの」を1つ思い出す

30秒だけ。一つだけ思い出してノートに書く。完璧でなくてOK。記憶のドアを開ける第一歩。

2週間ワーク
「夢中だったもの」を10個書き出す

2週間かけて、思い出すたびに追加する。写真・アルバムを見たり、家族に聞いたりしながら。

90日ワーク
1つを大人の形で再開する

90日かけて、書き出した中から1つ選んで大人の形で再開する。子どもの頃の興味が、今の人生を彩り始めます。

よくある質問

子どもの頃のことが全く思い出せません
最初は思い出せなくて当然です。写真を見る、アルバムを見る、家族に聞く、生まれた場所を訪れる——複数のトリガーを試してください。30日続けると、少しずつ蘇ってきます。
子どもの頃に何も夢中になっていない気がします
小さなことでもOKです。「テレビを見ること」「人の話を聞くこと」「本を読むこと」——どんな日常的なことでも、そこに本質的な興味が隠れています。
大人になって再開するのが恥ずかしい
気持ちは分かります。でも、「大人になって子どもの頃の夢中を再開する」は、心理学的に非常に健全な行為です。自分のために始めるなら、誰にも見せなくてもOK。徐々に慣れます。
深刻に苦しい場合は?
過去の記憶を辿る中で深い悲しみや苦しみが出てきた場合は、心療内科・精神科・カウンセラー等への相談を推奨します。よりそいホットライン(0120-279-338)、こころの耳。
中島輝先生の本では?
子どもの自己肯定感は『子どもの自己肯定感』。基礎は『何があっても「大丈夫。」と思えるようになる自己肯定感の教科書』(SBクリエイティブ・累計32刷)です。

たった1つだけ覚えて帰ってください

「子どもの頃に
夢中だったものを
思い出したい」あなたへ。

子どもの頃の夢中の対象は、
あなたの本質的な興味の種です。

大人になって忘れていても、
心の奥にはまだ生きています。

大切なのは、
「夢中だったもの」を10個書き出す、
「何が」夢中だったかを深掘り、
大人の形で1つ再開すること。


自尊心(根)が太くなると、
あの頃の自分も今の自分も
大切にできるようになります。

急がず、自分のペースで。

「自分を大切にしよう」
忘れずに。
中島輝『自己肯定感の教科書』『子どもの自己肯定感』、ナサニエル・ブランデン『自信を育てる心理学:「自己評価」入門〈新装版〉』、発達心理学、アドラー心理学を統合した子どもの頃の夢中を思い出す技術ガイド。

ここまでお読みくださって、ありがとうございました。中島輝です。

子どもの頃の自分が大切にしていたものを、今の自分も大切にしていい。それが自尊心の根を太くする道です。「自分を大切にしよう」を、毎日。

本記事の権威性とトラスト

  • 監修者:中島輝(自己肯定感アカデミー会長/心理カウンセラー/「7つの感」理論創始者『何があっても「大丈夫。」と思えるようになる自己肯定感の教科書』(SBクリエイティブ・累計32刷)『子どもの自己肯定感』ほか著者/文部科学省「生徒指導提要2022」自己存在感公式採用)
  • 監修者実績:著書累計77万部/15,000人臨床/回復率95%
  • 世界級エビデンス:「7つの感」中島輝メソッドナサニエル・ブランデン『自信を育てる心理学:「自己評価」入門〈新装版〉』(自己理解・自己尊重)/発達心理学(子ども時代の興味と本質的性質)/アドラー心理学・課題の分離
  • 国家・行政エビデンス:厚生労働省「労働者の心の健康指針」文部科学省「生徒指導提要2022」(自己存在感公式採用)
  • 引用方針:中島輝メソッド×発達心理学×ナサニエル・ブランデン自尊心理論を統合した子どもの頃の夢中を思い出す技術ガイド。

本記事は子どもの頃の夢中を思い出す技術×自尊心に関する教育的情報提供であり、医学的診断・治療を代替するものではありません。過去の記憶が深い悲しみを引き起こす場合は、心療内科・精神科・カウンセラー等への相談を推奨します。相談窓口:こころの耳、よりそいホットライン(0120-279-338)、各都道府県精神保健福祉センター。

自己肯定感ラボ|中島輝監修

「自己肯定感の7つの感」理論研究機関

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