「HSS型HSPに向いているバイトを知りたい」
「疲れてしまったり飽きたりして、いつもバイトが続かない」
HSS型HSPの人のなかには、そんな方も多いのではないでしょうか。
HSS型HSPは、繊細でありながら刺激を求める性質。そのため、自分から刺激のある環境に飛び込むものの、刺激が少なくなって飽きてしまったり、知らず知らずのうちにストレスをためて疲れてしまったりといったことがよくあります。
アルバイトにおいても、「やってみたい」という好奇心はあっても、飽きやストレスで続かなくなってしまうことが多いのです。
HSS型HSPの人がバイトを長く続けるコツは、適度な刺激があることとと、ストレスをいかにためないかが大切です。そのためには、性質に合ったバイトなど、いくつかのポイントに合わせてバイト先を選ぶといいでしょう。
そこでこの記事では、HSS型HSPのバイト選びのポイント7つと、おすすめバイトを12選ご紹介します!
バイト選びを失敗したくないと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
目次
HSS型HSPのバイト選びのポイント7つ
バイト選びをするには、まず自分の性質・強みをしっかり自覚することが大切です。そのため、HSP、HSS型HSPの特徴を一度確認しておきましょう。
HSPの強みとしては、大きく以下の4つがあげられます。
- 共感性が高く優しい
- 芸術性が高い
- 責任感がある
- 深く考えて行動できる
加えて、HSS型HSPには、以下のような特徴があります。
- 外交的である
- 好奇心に溢れている
- リーダーシップがある
HSS型HSPは、刺激を求める性質から外交的でありながら、疲れやすく繊細な一面をもちます。しかし、リーダーシップを発揮できるタイプなため、実際にバイトをする場面においては信頼されやすく、活躍もできます。
そんなHSS型HSPがバイトを選ぶ際は、以下7つのポイントを意識するとストレスをためすぎることなく上手に働けます。
- 共感力や芸術性をいかせるバイト
- 自分のペースでできるバイト
- 興味や関心を感じられるバイト
- 知識や工夫が反映できるバイト
- シングルタスクのバイト
- 場所や作業内容が変わるバイト
それぞれの理由をご紹介していきます。
働く時間や日数が自由なバイト
HSS型HSPには、時間・日数を自由に決められるバイトがおすすめです。
なぜなら、時間が日数が決まっているバイトだと、HSS型HSPは無意識に息苦しさを感じてしまうから。
責任感が強いHSS型HSPは、バイトの日数が決まっていると、予定どおりに出なけれればならないと思い込みます。
「あらかじめ予定が決まっているバイトだから、休めない」
「用事があってもバイトを断れない」
このようなプレッシャーを勝手に感じてしまい、だんだんと続けることが苦しくなってしまうのです。
加えて、HSS型HSPは繊細さによってストレスもたまりやすいため、バイト自体に徐々に疲れてしまいます。特に、シフトが細かく決まっていて休みが少ないバイトだと、ストレスをため続けてしまって続かなくなるのです。
時間や日数を自分で選べるバイトなら、充電期間を自分で設定できるため、疲れすぎて続かなくなる問題を回避できます。
共感力や芸術性をいかせるバイト
HSS型HSPの強みは、共感力と芸術性の高さ。この2つをいかせるバイトを選べば、能力をしっかり発揮できるため、バイトが楽しくなるはずです。
共感力とは、言い換えると「気遣い」や「優しさ」。相手の立場になって考えられるため、対人スキルを必要とするバイトでは、かなり有用な人材となり得ます。
クリエイティブな仕事や1対1で相手のことを考える仕事は、HSS型HSPに向く仕事といえるでしょう。
【HSS型HSPは自分のペースでできるバイト
繊細な一面をもつHSS型HSPには、基本的に自分のペースでできるバイトがおすすめです。
ノルマがある、他の人にせかされるなど、自分のペースでできないバイトでは、HSS型HSPはかなりストレスを感じてしまうでしょう。
具体的には、1人で行うバイトや、性格のきつい人と関わらないですむバイトを選ぶといいでしょう。作業が1人きりであれば、他人の言動からプレッシャーやストレスを感じることはなくなります。
興味や関心を感じられるバイト
刺激を求めるHSS型HSPには、興味や関心を感じられるバイトがおすすめです。HSS型HSPは常に刺激を感じていたいと思うため、興味のないバイトだとすぐに飽きて続けたくなくなってしまうのです。
バイトの内容自体に興味・関心があれば、そこから学べることも多いためバイトを続けやすくなります。バンドが好きならバンド関係、スポーツが好きならスポーツ関係など、少しでも興味のあるバイトを選んでみてください。
知識や工夫が反映できるバイト
自分が持っている知識や、「こうしたい」という工夫を取り入れられるバイトだと、飽きやすいHSS型HSPでも長続きしやすくなります。
具体的には、専門分野の仕事や教育・習い事関係の仕事がおすすめ。自分次第で常に仕事内容を向上していけるため、作業がマンネリ化しにくく楽しみながらバイトを続けられます。
シングルタスクのバイト
HSS型HSPには、シングルタスクのバイトが向いています。シングルタスクとは、1つの作業が完結してから他の作業へ移る仕事の方法です。
理由として、HSS型HSPは基本的にマルチタスクが苦手。そのため、事務作業に集中している途中に電話対応を求められるなど、一度にたくさんのことをしなければならない状況では、パニックになって強いストレスを感じてしまうのです。
作業を1つずつ終わらせていけるシングルタスクのバイトなら、パニックにならずに冷静に対処でき、本来の能力をしっかり発揮できるはずですよ。
場所や作業内容が変わるバイト
HSS型HSPが飽きずにバイトを続けるために、場所や作業内容が変わるバイトを選ぶ方法もあります。
仕事がマンネリ化すると退屈に感じてしまうHSS型HSPですが、毎回違う場所で仕事をするようなバイトだと、それが刺激となって楽しく続けられます。
加えて、作業内容も興味・関心に合わせて選ぶとより楽しくバイトを続けられるでしょう。
HSS型HSPのおすすめバイト12選
1章でHSS型HSPバイト選びのポイント7つをご紹介しましたが、実際には7つのポイントすべてを満たすバイトを探すのは難しいかもしれません。また、同じHSS型HSPでも一人ひとり性格は違い、向いているバイトもそれぞれの性格によって異なります。
大切なのは、自分が何にストレスを感じやすいタイプなのかや、バイトが続かない原因がストレスなのか、飽きからなのかを自分で見極めることです。
自分の性質を見極められたら、それを解消できるポイントを重点的に意識し、バイトを探していきましょう。
- 働く時間や日数が自由なバイト
- 共感力や芸術性をいかせるバイト
- 自分のペースでできるバイト
- 興味や関心を感じられるバイト
- 知識や工夫が反映できるバイト
- シングルタスクのバイト
- 場所や作業内容が変わるバイト
好奇心旺盛なHSS型HSPには、特に自分が興味をもてるバイトかどうかが大切。バイトを楽しく続けられるよう、「これなら楽しくできそう」と感じられるバイトを選んでくださいね。
以下に、HSS型HSPにおすすめのバイトを12個ご紹介します。気になるバイトはないか、ぜひチェックしてみてください!
カート回収
カート回収は、ある程度の体力があれば誰でも挑戦できるバイトです。内容としては、スーパーなどのカートを集め、整理する仕事です。
<カート回収のおすすめポイント>
- 基本的に1人で作業できる
- 自分のペースで作業できる
- 責任やプレッシャーが少ない
- シングルタスクである
- 効率化の方法を創意工夫できる
カート回収は単純な作業ですが、効率的に仕事を進めるために、経路や順番などを考えて工夫もしていけます。責任が少なくストレスフリーで働けるため、HSS型HSPでも比較的続けやすい仕事といえるでしょう。
募集条件も難しくないので、簡単に始められますよ。
ポスティング
ポスティングは、チラシなどを一軒一軒ポストに入れていく仕事です。特別な能力が必要ないため、体力さえあればどなたでも始めやすいバイトでしょう。
<ポスティングのおすすめポイント>
- 単発のバイトが多い
- 基本的に1人で作業できる
- 自分のペースで作業できる
- 責任やプレッシャーが少ない
- シングルタスクである
- 効率化の方法を創意工夫できる
ポスティングは単発の仕事のことも多いため、長く続けることにプレッシャーを感じてしまう人におすすめです。作業自体は単純ですが、景色が変わるため散歩気分で仕事を進められますよ。
配達スタッフ
Uber Eatsやピザの配達員など、配達系の仕事もHSS型HSPに向いています。バイクや車の免許がある、自転車が好きなど、免許の有無や配達に使う乗り物の種類に応じて向いている配達バイトを選びましょう。
<配達スタッフのおすすめポイント>
- 基本的に1人で作業できる
- 自分のペースで作業できる
- 責任やプレッシャーが少ない
- シングルタスクである
- 効率化の方法を創意工夫できる
配達バイトでは、対人関係のストレスがないためストレスなく続けられます。ただし、人によっては早く商品を届けることや、運転自体にプレッシャーを感じてしまうため注意しましょう。
リゾートバイト
リゾートバイトは、「海水浴のシーズン」「ウィンタースポーツのシーズン」など、季節ごとにリゾート地で募集されるバイトです。内容によりますが、短期でできる点がHSS型HSPに向いています。
<リゾートバイトのおすすめポイント>
- バイトの期間が決まっている
- 日常を離れた環境が刺激になり楽しめる
リゾートバイトでは住み込みで働けるものもあり、旅行気分で働けると学生などに人気です。期間が限られているため、HSS型HSPでも楽しんで続けられるバイトといえるでしょう。
ただし、人によっては住み込みの環境や仕事の内容が合わない可能性もあるため注意が必要です。リゾートバイトを選ぶ場合は仕事の内容もよく確認し、無理なく働けるものを選ぶようにしましょう。
イベントスタッフ
イベントスタッフとは、コンサートやスポーツイベントなどの各種イベントにおいて、運営や準備に関わるバイトです。具体的には、会場準備やチケット回収、清掃、警備などの仕事を担います。
<イベントスタッフのおすすめポイント>
- バイトの期間が決まっている
- 日常を離れた環境が刺激になり楽しめる
- 興味のあるイベントを選べば楽しくバイトができる
イベントスタッフはバイト期間を1日から選べるため、HSS型HSPでも疲れすぎずに働けます。日常を離れた環境を楽しめるので、興味のある方はぜひ応募してみてください。
家庭教師
家庭教師は、HSS型HSPの大学生に特におすすめのバイトです。時給も高いほか、仕事内容がHSS型HSPにとても合っており長く続けられます。
<家庭教師のおすすめポイント>
- 共感力をいかせる
- 対子どもとのやりとりのためストレスが少ない
- 知識や工夫が反映できる
- シングルタスクである
- 自分のペースで作業できる
家庭教師をやるにはある程度の学力が必要ですが、事前に教材を準備してから訪問できるため安心です。教え方はいくらでも工夫していけますし、成果が子どもの学力として見えやすいため、やりがいも感じられますよ。
家事代行・清掃
家事代行や訪問での清掃バイトは、場所や作業内容が変わる点がおすすめです。家事スキルがあり家事や清掃が好きな方であれば、楽しく続けられるでしょう。
<家事代行・清掃のおすすめポイント>
- 働く場所が毎回変わる
- 基本的に1人で作業できる
- 自分のペースで作業できる
- 責任やプレッシャーが少ない
- シングルタスクである
- 効率化の方法を創意工夫できる
1件ずつ終わらせられるシングルタスクのバイトはHSS型HSPに特に向いています。効率化のため工夫を凝らしながら、楽しんでバイトをできるといいですね。
家事代行・清掃
家事代行や訪問での清掃バイトは、場所や作業内容が変わる点がおすすめです。家事スキルがあり家事や清掃が好きな方であれば、楽しく続けられるでしょう。
<家事代行・清掃のおすすめポイント>
- 働く場所が毎回変わる
- 基本的に1人で作業できる
- 自分のペースで作業できる
- 責任やプレッシャーが少ない
- シングルタスクである
- 効率化の方法を創意工夫できる
1件ずつ終わらせられるシングルタスクのバイトはHSS型HSPに特に向いています。効率化のため工夫を凝らしながら、楽しんでバイトをできるといいですね。
データ入力・文字起こし
PCスキルがあるなら、在宅ワークがおすすめです。今の時代だからこそ在宅でできるPCの仕事はたくさんあり、対人関係に疲れやすいHSS型HSPでも気軽に働けます。
なかでも、データ入力や文字起こしは求められる能力がタイピングだけなので、気軽に始められるでしょう。
<データ入力・文字起こしのおすすめポイント>
- シングルタスクである
- 責任やプレッシャーが少ない
- 基本的に1人で作業できる
- 自分のペースで作業できる
PCに向かった地味な作業で飽きそうにも思えますが、単発の仕事を少しずつ受けると、作業内容が変わって飽きることなく続けられます。講演などの文字起こしでは講演を聞く感覚で作業ができるため、興味のあるジャンルを探してみるのもおもしろいかもしれませんね。
文章校正
文章校正とは、漢字の変換ミスなど、文章の間違いをチェックする仕事です。国語力のある方であれば、間違い探しのような感覚で進められます。
<文章校正のおすすめポイント>
- シングルタスクである
- 責任やプレッシャーが少ない
- 基本的に1人で作業できる
- 自分のペースで作業できる
文章校正の仕事も、PCを使えば在宅で探すことができます。続けることでスキルとして身についていき作業が楽になるので、バイトを長く続けたい方におすすめです。
作業自体は単純ですが、毎回違う文を読むため飽きずに続けられます。
動画編集
HSS型HSPの強みをいかすなら、クリエイティブな仕事がおすすめ。最近であれば、動画編集のバイトはいかがでしょうか。
<動画編集のおすすめポイント>
- 芸術性の高さをいかせる
- シングルタスクである
- 責任やプレッシャーが少ない
- 基本的に1人で作業できる
- 自分のペースで作業できる
動画編集のスキルは一度身につけてしまえば次回にいかしていけるため、バイトを長く続けたい方にもおすすめです。仕事自体は単発で受けることもできるため、自分のペースで受けられるのが魅力。
共感力の高いHSS型HSPなら、視聴者の気持ちも考えながらいい作品に仕上げていけるでしょう。
エキストラ
あまり募集は多くありませんが、エキストラの仕事も好奇心旺盛なHSS型HSPに向いています。エキストラとは、映画やドラマの群衆役。演技力もそこまで必要ないため、どなたでも応募できますよ。
<エキストラのおすすめポイント>
- 好奇心を満たせて刺激になる
- 単発で受けられる
- スキルや能力は不要
エキストラのバイトは単発で受けられるほか、非日常空間を体験できるため、好奇心を満たしてくれます。人混みが苦手でなく、芸能界・映像関係の仕事に興味のある人などは、楽しめるバイトとして応募してみるのもいいかもしれませんね。
似顔絵かき
限定的な仕事にはなりますが、似顔絵かきもHSS型HSPに向く仕事。美大生や絵に自信のある人は、ぜひ探してみてください。
<似顔絵かきのおすすめポイント>
- 芸術性の高さをいかせる
- シングルタスクである
- 責任やプレッシャーが少ない
- 基本的に1人で作業できる
- 自分のペースで作業できる
似顔絵かきは基本的に、相手に喜ばれる仕事であるため、仕事で怒られたりプレッシャーを感じたりといったこともありません。絵が好きな人なら、趣味の延長線上のように楽しみながら働けるでしょう。
まとめ
HSS型HSPのバイト選びは、自由で楽しく、マイペースにできることがポイント。まずは自分が「楽しそう」と思えるバイトを選んでみてください。
仕事の内容は、シングルタスクで1つずつ作業をこなしていけるものがいいでしょう。
バイト選びのポイントは、以下の7つ。自分がバイトを続けるうえで特に重要だと思うポイントを意識して、仕事を選んでみてください。
- 働く時間や日数が自由なバイト
- 共感力や芸術性をいかせるバイト
- 自分のペースでできるバイト
- 興味や関心を感じられるバイト
- 知識や工夫が反映できるバイト
- シングルタスクのバイト
- 場所や作業内容が変わるバイト
もちろん、お金をもらう仕事ですから、すべてが楽しく終わるというわけにはいきません。それでも、HSS型HSPの人にとってはストレスが少なければ、やりがいや楽しさをより強く感じられるはずです。
ストレスをためないコツとして、バイトに責任を感じすぎないことも大切。「所詮はバイト」と思い、向いていないと感じたらやめてもOKです。
ぜひ自分にあったバイトを探し、ストレスフリーで働きましょう!
自己肯定感の第一人者である中島 輝と共に、自己肯定感の重要性を多くの人に伝えるために活動中。講師としての登壇経験が多く、自己肯定感をはじめとするセラピー・カウンセリング・コーチングの知識が豊富。メディアサイト「自己肯定感ラボ」を通じ、誰もが輝いて生きていくための情報を発信中。
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