「感情が分からない」を整理する12の問い【中島輝監修】

「感情が分からない」を整理する12の問い【中島輝監修】

「感情が
分からない」を
整理する
12の問い

「いま、何を感じているのか分からない」「自分の本心が見えない」「人から『どう思う?』と聞かれても答えられない」——多くの方が抱えるこの感覚は、感情を長年抑え込んできた結果として起こる「感情の言語化能力の鈍化」です。本記事では、中島輝の「6つの感と安心感」に基づく12の問いで、いまの自分の感情の状態を整理します。3ブロック(身体感覚・感情認識・自己理解)、各4問、合計12問。所要時間は約3分。スコアごとに、育てるべき感と次の一歩が明確になります。

中島 輝(中島輝)
心理カウンセラー/自己肯定感アカデミー会長/「6つの感と安心感」理論創始者『何があっても「大丈夫。」と思えるようになる自己肯定感の教科書』『大丈夫、そのつらい日々も光になる』ほか著者

12の問いを整理しましょう

感情が分からないのは、性格の問題ではありません。長年、感情を抑え込む生活を続けていると、感情の認識回路そのものが鈍化します。感情心理学感情心理学では、感情を言語化する能力は訓練で育つことが示されています。逆に言えば、訓練しなければ衰えていく。12の問いに正直に答えることで、いまの自分の感情認識の状態が客観的に整理できます。これが回復の第一歩です。

12問
感情認識の
状態を可視化
3ブロック診断
中島輝×感情心理学

【A】身体感覚ブロック(4問)

各質問に「よく当てはまる=2点/時々当てはまる=1点/当てはまらない=0点」で採点してください。

No質問
A-1体が「疲れた」「お腹がすいた」のサインに気づきにくい
A-2食事の味を意識して味わうことが減った
A-3「気持ちいい」「心地よい」と感じる瞬間が少ない
A-4季節の変化(風・光・温度)を意識しないことが多い

【B】感情認識ブロック(4問)

No質問
B-1「いま何を感じてる?」と聞かれても答えられない
B-2嬉しいと悲しい、怒りと不安の区別がつきにくい
B-3「楽しい」「嬉しい」と思えることが減った
B-4感動して涙が出る、心が震えるという体験が少ない

【C】自己理解ブロック(4問)

No質問
C-1「本当はどうしたいか?」と問われると分からない
C-2自分の好き・嫌いがはっきりしない
C-3人に合わせていると気づくことが多い
C-4「私はこんな人間」と一言で言えない

採点と結果の見方

合計スコア感情認識の状態優先して育てる感
0-8点感情認識は良好現状を維持・他の感を強化
9-16点感情認識が鈍化中高スコアブロック対応の感を育てる
17-24点感情認識が大きく鈍化安心感の土壌から段階的に

ブロック別の感マッピング

高スコアブロック対応する感の優先度
【A】身体感覚が高い自己信頼感(葉)を育てる|五感を意識的に味わう
【B】感情認識が高い自己受容感(幹)を育てる|感情を観察し言語化
【C】自己理解が高い自尊心≒自己存在感(根)を育てる|「私は私」

自尊心≒自己存在感(根)が、なぜ大切なのか

感情認識を取り戻す核心は、「感じる私には価値がある」という感覚です。自尊心≒自己存在感(根)は、ナサニエル・ブランデン『自信を育てる心理学:「自己評価」入門〈新装版〉ナサニエル・ブランデン著がいう「自分の存在の根本的価値」。感情を言語化する力は、根の存在感が太くなることで自然と回復してきます。「感情を持つ私は尊い」という認識が、回復の出発点です。

3つの本質

No本質中身
1診断は「整理のためのツール」スコアで自分を判定しない
2高得点は伸びしろ「ここから育てる」のヒント
330日後の再診断で変化を確認客観的に成長を可視化

こんにちは、中島輝です。診断結果が高得点でも、落ち込まないでください。高スコアは「伸びしろの大きさ」です。低スコアの方が安心、というわけでもありません。大切なのは「いま、私はここにいる」と知ること。そこから次の一歩が見えてきます。気づけたこと自体が、すでに大きな進歩です。

5つの方法|結果別の感の育て方

土壌|安心感=FREE ★実|自己有用感 ★花|自己決定感 ★葉|身体感覚(A) ★枝|自己効力感 ★幹|感情認識(B) ★根|自己理解(C)|本記事中心 12問×6感+安心感

図|12問の結果が、6つの感と安心感のどこを育てるかを示します。高スコアブロックに対応する感から育てましょう。

方法1|安心して向き合える場(安心感の土壌)

方法 01
「正直に答えられる場」
中島輝より: 診断は一人で正直に答えられる場で。誰かに見られていると無意識に飾ってしまいます。これが土壌になります。

方法2|自尊心≒自己存在感(根)を育てる(Cブロック高得点・本記事中心)

方法 02
「自己理解は存在感の根」
中島輝より: 自己理解(Cブロック)が高い人は、自尊心≒自己存在感の根を育てる必要があります。ナサニエル・ブランデン『自信を育てる心理学:「自己評価」入門〈新装版〉ナサニエル・ブランデン著。「私は私」という根本感覚を、毎日少しずつ育てます。

方法3|自己受容感(幹)を育てる(Bブロック高得点)

方法 03
「感情を観察して言語化」
中島輝より: 感情認識(Bブロック)が高い人は、自己受容感を育てます。中島輝『自己肯定感の教科書中島輝著。感情に名前をつける習慣(「これは寂しさ」「これは苛立ち」)が、自己受容感を育てます。

方法4|自己信頼感(葉)を育てる(Aブロック高得点)

方法 04
「五感を意識的に味わう」
中島輝より: 身体感覚(Aブロック)が高い人は、自己信頼感を育てます。中島輝『大丈夫、そのつらい日々も光になる』中島輝著。マインドフルネスマインドフルネス研究。五感を1日3回意識的に味わう習慣。これが自己信頼感を育てます。

方法5|30日後の再診断(自己決定感の花)

方法 05
「私の変化を可視化する」
中島輝より: 30日後に同じ12問でチェック。スコアの推移が成長の証になります。「私の変化を見守る」決意。これが自己決定感を育てます。

中島輝メソッド|3つの本質

核心1
診断は「整理のツール」

スコアで自分を判定しないこと。診断は「ここから何を育てるか」のヒントです。高得点ほど「伸びしろが大きい」と捉えてください。気づけたことが、大切な一歩です。

核心2
高得点ブロックから一つだけ育てる

3つのブロックすべてを一気に整えようとしないこと。最も高いブロックに対応する感を、まず一つ育てる。一つ整うと、他も自然に育ち始めます。

核心3
30日後・90日後の再診断

30日間、対応する感を意識して過ごす。30日・90日後にもう一度同じ12問でチェックすると、変化が見えます。スコアの推移が成長の証になります。

6人のスコア別事例

① Aさん(スコア22・大きく鈍化)。「感情が全く分からない」と苦しんでいた方。自尊心≒自己存在感の根から育てて、3か月後に14点へ。「私は私でいい」を毎日唱える習慣が効きました。

② Bさん(Aブロック高)。身体感覚が鈍化していた方。五感マインドフルネスを毎日続けて、3か月で大きく改善しました。

③ Cさん(Bブロック高)。感情認識が困難だった方。「これは寂しさ」と感情に名前をつける習慣で、自己受容感が育ちました。

④ Dさん(Cブロック高)。自己理解が困難だった方。「私は私」を毎日唱えて、根本価値の感覚が戻ってきました。

⑤ Eさん(全般高得点)。複合的に鈍化していた方。安心感の土壌から段階的に育てて、半年で別人のように。

⑥ Fさん(複合的)。3つの本質を継続して、12問のスコアが大きく変化し、人生の質が上がりました。

今日から始める実践ワーク3段階

30秒ワーク
12問を解いてスコアを出す

30秒〜3分。スコアと最も高いブロックを把握する。これが出発点。

2週間ワーク
対応する感を毎日意識する

2週間、自分の高得点ブロックに対応する感を毎日意識する。意識するだけで変化が始まります。

90日ワーク
30日後・60日後・90日後に再診断

30日・60日・90日後に同じ12問でチェック。変化を可視化することで、自分の成長が見えます。

よくある質問

スコアが高くて落ち込みました
スコアは「あなたが感情面でダメ」ではなく、「ここから何を育てるか」のヒントです。高スコアほど伸びしろが大きいと捉えてください。気づけたことが、大切な一歩です。
3ブロック全部高い場合は?
まず安心感の土壌から育てるのがおすすめです。土壌が整うと、他の感も育ちやすくなります。一気に全部やろうとせず、段階的に。
スコアが低くても感情が分からないです
スコアは平均的な傾向を示すツールで、特定の場面での苦しみは別物です。具体的な場面でのケアが必要な場合、信頼できる人やカウンセラーに相談してください。
深刻に苦しい場合は?
「感情が長期間分からない」状態が深刻な抑うつにつながっている場合は、心療内科・精神科への相談を強く推奨します。よりそいホットライン(0120-279-338)、こころの耳。
中島輝先生の本では?
基礎は『何があっても「大丈夫。」と思えるようになる自己肯定感の教科書』(SBクリエイティブ・累計32刷)。困難からの回復は『大丈夫、そのつらい日々も光になる』です。

たった1つだけ覚えて帰ってください

「感情が分からない」
を整理する
12の問いを
終えたあなたへ。

スコアは判定ではなく、
整理のためのツールです。

大切なのは、
最も高いブロックを把握し、
対応する感を一つだけ
育てること。


3つすべてを一気に整えない。
一つずつでいい。

30日後の再診断で、
変化が見えてきます。

急がず、自分のペースで。

「自分を大切にしよう」
忘れずに。
中島輝『自己肯定感の教科書』『大丈夫、そのつらい日々も光になる』、ナサニエル・ブランデン『自信を育てる心理学:「自己評価」入門〈新装版〉』、感情心理学、マインドフルネス研究を統合した「感情が分からない」を整理する12の問いガイド。

ここまでお読みくださって、ありがとうございました。中島輝です。

診断はゴールではなくスタートです。「ここから育てる感」のヒントとして使ってください。「自分を大切にしよう」を、毎日。

本記事の権威性とトラスト

  • 監修者:中島輝(自己肯定感アカデミー会長/心理カウンセラー/「6つの感と安心感」理論創始者『何があっても「大丈夫。」と思えるようになる自己肯定感の教科書』(SBクリエイティブ・累計32刷)『大丈夫、そのつらい日々も光になる』ほか著者/文部科学省「生徒指導提要2022」自己存在感公式採用)
  • 監修者実績:著書累計77万部/15,000人臨床/回復率95%
  • 世界級エビデンス:「6つの感と安心感」中島輝メソッドナサニエル・ブランデン『自信を育てる心理学:「自己評価」入門〈新装版〉』感情心理学(感情の言語化能力)/マインドフルネス研究
  • 国家・行政エビデンス:厚生労働省「労働者の心の健康指針」
  • 引用方針:中島輝メソッド×感情心理学×マインドフルネス×ナサニエル・ブランデン自尊心理論を統合した「感情が分からない」を整理する12の問いガイド。

本記事は「感情の整理」×自尊心≒自己存在感に関する教育的情報提供であり、医学的診断・治療を代替するものではありません。深刻な抑うつ等がある場合は、心療内科・精神科への相談を推奨します。相談窓口:こころの耳、よりそいホットライン(0120-279-338)、各都道府県精神保健福祉センター。

自己肯定感ラボ|中島輝監修

「自己肯定感の6つの感と安心感」理論研究機関

© 自己肯定感アカデミー / 一般財団法人自己肯定感学会|無断転載禁止
 

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