「こだわり」には2種類ある|生まれつき?それとも心の傷から?【中島輝監修】

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「こだわり」には
2種類ある
生まれつき?
それとも心の傷から?

「うちの子のこだわりが強くて困る」「自分の異常なまでの執着が、苦しい」「特定の出来事から離れられない」——「こだわり」と一言で言っても、その正体は実は2種類あります。

本記事の核心メッセージ:こだわりには『同一性へのこだわり』と『外傷性のこだわり』の2種類がある。前者は生まれつきの発達特性(例:同じ服を着続ける、同じ道を通る、細部への執着)。後者は幼少期の愛着トラウマや過去の心の傷から生まれる(例:過去のいじめを何度も思い出す、不安を引き起こす出来事に支配される)。

大切なのは、この2種類を見分けること。なぜなら、対応が180度違うからです。同一性のこだわりは「特性として受容」する方向、外傷性のこだわりは「心の傷を手当てする」方向。同じ「こだわり」と扱ってしまうと、本当に必要なサポートが届かないのです。本記事では、参考原稿『発達障害グレーゾーン』の核心的テーマを、やさしくお届けします。中島輝(自己肯定感アカデミー会長・著書77万部・心理カウンセラー)が監修しお届けします。

※注記:本記事は心理的サポート・自己肯定感の視点からの情報提供であり、診断や治療を行うものではありません。気になる症状がある場合は、必ず医療機関・専門医にご相談ください。

監修|中島輝(なかしま てる)
心理カウンセラー/自己肯定感アカデミー会長

著書77万部突破。15,000名以上の臨床経験。文部科学省『生徒指導提要2022年改訂版』採用の「自尊心≒自己存在感」「自己有用感」を含む「自己肯定感の6つの感+安心感」理論を世界初・日本発で体系化。HSP講座主宰。著書『繊細すぎる自分の取扱説明書』『何があっても「大丈夫。」と思えるようになる自己肯定感の教科書(25刷)』『子どもの自己肯定感』『習慣化は自己肯定感が10割』他多数。NHKあさイチ出演・YouTube大学96%高評価。

「こだわり」とは何か|発達障害の世界で重要な概念

「こだわり」という言葉は、日常的によく使われますが、発達障害・心理学の世界では、もっと深い意味を持ちます。

こだわりの心理学的定義

こだわりとは、心理学的には「特定の物事への強い執着、反復的な行動・思考のパターン」を指します。子どもにも、大人にも、誰にでも程度の差はあれ存在する心の働きです。

📍特定の物への愛着
📍特定の習慣の繰り返し
📍特定の考えや感情への執着
📍特定の出来事の反復的な想起

こだわりが「問題」になる場合

こだわり自体は、悪いものではありません。集中力・専門性・誠実さの源にもなります。問題になるのは、それが本人や周囲の生活に支障を生む場合です。

こだわりが「問題」になる場面

  • 同じことを繰り返さないと不安になる
  • 変化に対応できず、生活が困難になる
  • 過去の出来事を何度も思い出し、辛くなる
  • こだわりに時間を取られ、他のことができない
  • 家族・周囲の人との関係に支障

参考原稿が示す重要な区別

参考原稿『発達障害グレーゾーン』は、こだわりに2つのタイプがあると指摘します:

2種類
こだわりには「同一性へのこだわり」と
「外傷性のこだわり」がある
『発達障害グレーゾーン』より

監修の中島輝です。「こだわり」を一括りにしてしまうと、本当に必要なサポートが届きません。同じ「こだわり」でも、原因が違えば、対応も全く異なります。今日、その2種類の違いを、丁寧に見ていきましょう。

「同一性へのこだわり」とは|発達特性としての姿

同一性へのこだわりの定義

「同一性へのこだわり」とは、「同じであること」「変わらないこと」への強い執着。発達障害(特にASD)の中核的な特徴の一つとされます発達精神医学

同一性へのこだわりの典型例

📍同じ服を着続ける(他の服を嫌がる)
📍同じ食べ物しか食べない(偏食の極端なケース)
📍同じ道を通る(別の道に変えるとパニック)
📍物の配置への執着(おもちゃ・本の並び順が違うと混乱)
📍日課・ルーチンへの執着(順序が違うとやり直す)
📍細部への異常な注意(他人が気づかないような違いを敏感に察知)
📍特定のキャラクター・物への強い愛着(電車、恐竜、地図など)

「変化が苦痛」という特性

同一性へのこだわりの方は、「予測できない変化」に強い苦痛を感じます。これは「わがまま」ではなく、脳の特性。予測可能性が、安心感の源泉になっているのです。

「強み」としての側面もある

同一性へのこだわりの強み

  • 専門性の深さ:一つのことを極める力
  • 細部への注意力:品質の番人になれる
  • 誠実さ・継続力:ルーチンを完璧にこなす
  • 独自の興味の深掘り:研究者・職人気質

「同一性へのこだわり」=ASDだけではない

強い同一性のこだわりはASDの典型的な特徴ですが、ADHDや他の発達特性を持つ方にも見られることがあります。また、定型発達の方でも、ある程度のこだわりは持っています。

「外傷性のこだわり」とは|心の傷から生まれる執着

外傷性のこだわりの定義

「外傷性のこだわり」とは、過去の傷つき体験や心の傷(トラウマ)から生まれる、反復的なとらわれ。発達特性ではなく、心理的な要因から生じる執着です。

外傷性のこだわりの典型例

📍過去のいじめを何度も思い出してしまう
📍傷ついた人間関係の出来事に支配される
📍過去の失敗を繰り返し再現する
📍「あの時、ああすればよかった」という後悔の反復
📍特定の人・出来事への執着的な感情(怒り・悲しみ・恐怖)
📍不安を引き起こす状況への過度な警戒
📍強迫的な確認行動(鍵をかけたか何度も確認等)

2つの「トラウマ的とらわれ」

外傷性のこだわりには、2つのパターンがありますトラウマ研究:

外傷性のこだわりの2パターン

  • パターン1:回避型(PTSDによく見られる)
    → トラウマを回避しようとしているのに、フラッシュバックで襲われる
  • パターン2:とらわれ型(愛着トラウマによく見られる)
    → トラウマとなっていることにとらわれ続ける、エネルギーをすり減らす

外傷性のこだわりが生まれる背景

📍幼少期の虐待・ネグレクト(愛着トラウマ)
📍持続的なストレス・不安定な環境(複雑性トラウマ)
📍いじめ・パワハラ・DVなどの被害体験
📍突然の喪失体験(死別、離別)
📍事故・災害などの強烈な恐怖体験

「強迫性障害」との関係

強迫性障害(OCD)も、外傷性のこだわりに関係します。強迫行動・強迫観念として現れる症状は、しばしば心の傷が背景にあります。発達障害のこだわりと混同されやすいですが、別の状態です。

中島輝です。外傷性のこだわりは、当事者本人も「なぜ自分はこんなにとらわれてしまうのか」と苦しんでいます。それは「意志の弱さ」ではなく、「心の傷からくる自然な反応」。理解と適切な手当てが、必要です。

2種類のこだわりの決定的な違い

自己肯定感の木|6つの感+安心感 ★花|自己決定感 ★葉|自己信頼感 ★幹|自己受容感 ★根|自尊心 ≒自己存在感(文科省採用) ★実|自己有用感 (文科省採用) ★枝|自己効力感 ★土壌|安心感(FREE) 全感の土台

図|「同一性へのこだわり」と「外傷性のこだわり」の決定的な違い。特徴、原因、対応がそれぞれ異なります。

原因の違い

原因の決定的な違い

  • 同一性へのこだわり:生まれつきの脳の特性
  • 外傷性のこだわり:後天的な心の傷(トラウマ)

特徴の違い

同一性へのこだわり:
📍同じ行動の繰り返し
📍変化を嫌う
📍細部への執着
📍「現在」と「日常」に向かう

外傷性のこだわり:
📍過去の出来事への反復
📍特定の傷への執着
📍不安・恐怖が伴う
📍「過去」に向かう

対応の違い

対応の違い

  • 同一性へのこだわり:特性として受容、予測可能な環境を作る、無理に変えない
  • 外傷性のこだわり:心の傷の手当て、トラウマ治療、安全感の確保

「同じこだわり」を間違って扱うリスク

📍同一性のこだわりを「心の傷」として扱う → 特性を否定し、本人を傷つける
📍外傷性のこだわりを「特性」として扱う → 心の傷が放置され、苦しみが長引く

だからこそ、「2種類のこだわりを見分ける」ことが、適切な支援の第一歩になります。

★見分けるための5つのチェックポイント

「同一性へのこだわり」か「外傷性のこだわり」か、見分けるための5つのチェックポイントをお届けします。

チェック1
いつから始まったか?

同一性へのこだわり:幼少期から、自然に存在
外傷性のこだわり:特定の出来事(トラウマ)の後から始まった、または強まった

チェック2
こだわりの対象は何か?

同一性へのこだわり:現在の日常の対象(服、食べ物、道、配置など)
外傷性のこだわり:過去の特定の出来事、傷ついた経験、特定の人

チェック3
こだわっている時の感情は?

同一性へのこだわり:こだわりを満たすと安心、変えられると不安
外傷性のこだわり:不安・恐怖・怒り・悲しみが常に伴う、嫌なのに離れられない

チェック4
その他の発達特性があるか?

同一性へのこだわり:ASD的特性(空気が読みにくい、感覚過敏など)を伴うことが多い
外傷性のこだわり:愛着の不安定さ・うつ・不安症を伴うことが多い

チェック5
家族にも同様の特性があるか?

同一性へのこだわり:家族にも似た特性を持つ人がいることが多い(遺伝的要素)
外傷性のこだわり:家族の中で自分だけが特徴的(環境要因)

結果の解釈

📍5項目すべてが「同一性へのこだわり」寄り → 発達特性が主
📍5項目すべてが「外傷性のこだわり」寄り → 心の傷が主
📍混在 → 両方が併存している可能性

正確な見極めは専門家の判断が必要です。チェックは、専門家相談のための参考にしてください。

「同一性へのこだわり」への対応

基本方針:特性として受容する

同一性へのこだわりは、生まれ持った脳の特性。「治す」のではなく「活かす」「環境を整える」アプローチが基本です。

家庭でできる5つの対応

対応1
予測可能な日常を作る

翌日の予定を事前に伝える、ルーチンを大切にする、急な変更を避ける。予測可能性が、お子さん(またはご自身)の安心感の源泉になります。

対応2
こだわりを「強み」として認める

細部への注意力、誠実さ、専門性への没頭——これらは強みです。「変なこだわりをやめなさい」ではなく、「あなたの強みだね」と認める。

対応3
変化が必要なときは事前準備

引っ越し、転校、新しい習い事など、変化が必要なときは事前に時間をかけて準備する。視覚的な説明、シミュレーション、段階的な慣らしが有効。

対応4
「安全な空間」を確保する

家庭の中に、お子さん(またはご自身)が安心して過ごせる「自分だけのスペース」を作る。物の配置を尊重し、勝手に動かさない。

対応5
「特性を活かす道」を一緒に探す

こだわりが活きる職業・趣味・活動を、一緒に探す。研究、職人、技術職、芸術、データ分析などで、強みが発揮される場が見つかります。

「外傷性のこだわり」への対応

基本方針:心の傷を手当てする

外傷性のこだわりは、心の傷(トラウマ)が原因。「特性として受容」では解決しません。傷の手当てが必要です。

外傷性のこだわりへの正しいアプローチ

アプローチ1
「安全感」を最優先に確保する

まず、「安全な場所、安全な人間関係」を確保します。トラウマの手当ては、安全な土台があって初めて可能です。

アプローチ2
トラウマに精通した専門家との対話

愛着トラウマ・複雑性トラウマに精通した心理士・カウンセラーと、長期的なカウンセリングに取り組む。一般的なカウンセリングでは不十分なことも多いので、専門性に注意。

アプローチ3
トラウマ治療の専門技法

必要に応じて、EMDR(眼球運動による脱感作と再処理療法)、ソマティック・エクスペリエンシング、トラウマ・フォーカスト認知行動療法などの専門技法を活用。

アプローチ4
「語り直す」プロセスを大切に

過去の傷ついた体験を、安全な環境で語り直すプロセスが有効。一人ではなく、信頼できる人と一緒に。日記・芸術表現も助けになることがあります。

アプローチ5
自己肯定感の育て直し

幼少期に欠けていた「安心感(土壌)」「自尊心(根)」「自己受容感(幹)」を、大人になった今、自分で育て直す。中島輝メソッドの6つの感+安心感が、根本的な癒しになります。

「時間をかけて」が原則

外傷性のこだわりの手当ては、数ヶ月から数年かかります。短期的な解決を求めず、長期的な視点で取り組んでください。それでも、確実に変わっていきます。

両者が併存するケースもある

「両方併存」は珍しくない

実は、「同一性へのこだわり」と「外傷性のこだわり」の両方を抱えている方は、決して少なくありません。

併存のパターン

2種類のこだわりが併存する場合

  • 発達特性 + 愛着トラウマ:ASDの方が、生育環境で愛着トラウマも経験
  • 発達特性 + いじめ被害:発達特性のため学校でいじめを受け、トラウマに
  • 発達特性 + 過剰適応:特性を隠して「普通」を演じ、心が傷つく
  • 発達特性 + 否定的養育:「こだわりが強い子はダメ」と否定され続けた

併存時の対応

両方への対応が必要:

📍同一性のこだわり → 特性として受容、環境調整
📍外傷性のこだわり → 心の傷の手当て、安心感の構築

これらを並行して進めることで、根本的な改善が可能になります。

「特性が二次的に傷を生む」サイクル

参考原稿が指摘する重要な点:「発達障害があるがゆえに二次的に傷つけられる」ケースも多くあります。発達特性が誤解され、いじめ・差別を受け、それが新たな心の傷を生む——このサイクルを断ち切ることが、必要です。

中島輝です。発達特性で苦しみ、さらに心の傷も抱える方々を、臨床現場で多く見てきました。両方を抱える方には、両方への手当てが必要。一つだけでは、十分な癒しにならないことが多いのです。

発達凸凹 × 6つの感|理解で苦しみが変わる

★土壌・安心感(FREE) ★幹 ★幹・自己受容感 根・自尊心 葉・自己信頼感 枝・自己効力感 花・自己決定感 実・自己有用感 発達凸凹×自己肯定感の木|6つの感+安心感

図|こだわりの正体を理解することは、自己肯定感の木の「土壌(安心感)」「幹(自己受容感)」を、深く育てます。

🌳 こだわりの正体理解 × 自己肯定感の6つの感+安心感

🌱 安心感(土壌)|「私のこだわりには、ちゃんと理由がある」←★最も重要
🌿 自尊心≒自己存在感(根/文科省採用)|「こだわる私には、価値がある」
🌲 自己受容感(幹)|「こだわる自分を、受け入れていい」←★最も育つ
🌳 自己効力感(枝)|「適切な対処で、楽になれる」
🍃 自己信頼感(葉)|「自分の心の声を信じていい」
🌸 自己決定感(花)|「自分のペースで癒していい」
🍎 自己有用感(実/文科省採用)|「こだわりの強みが誰かの役に立つ」

中島輝です。「こだわりの本当の正体を知ること」自体が、すでに癒しの始まりです。「自分はおかしい」ではなく「私のこだわりにはちゃんと理由がある」と理解できれば、自分を責める苦しみから解放されます。

事例|38歳のお母さん・千恵さんの気づき

CASE STUDY

千恵さん(仮名・38歳・お母さん・息子小4・蓮くん10歳)の話

【Before:「うちの子のこだわり」に振り回されていた】
千恵さんの息子・蓮くんは小学4年生。強いこだわりを持つ子でした。同じ服を着続ける、決まった道しか通らない、食べ物の偏食、おもちゃの配置への執着——千恵さんは「うちの子はASDかもしれない」と思い、発達相談を受けました。結果は「ASDグレーゾーン、傾向あり」

しかし、千恵さんが気になっていたのは、別の「こだわり」でした。蓮くんは「2年生のときの担任の先生に怒鳴られた出来事を、何度も繰り返し話す」「過去のいじめのエピソードを反復して話す」「『あの時お父さんと喧嘩したの、僕のせい?』と何度も聞く」という様子も見せていたのです。

「これも発達特性のこだわり?」と千恵さんは混乱。専門家にも相談したが、明確な答えはなく、「両方のこだわりに、同じように対応していい?」と悩んでいました。

【気づき:本シリーズと「2種類のこだわり」概念】
千恵さんは、本記事のような「2種類のこだわり」の概念を知りました。「同一性へのこだわり」(同じ服・道・食べ物・配置)と、「外傷性のこだわり」(過去の怒られた出来事・いじめ・両親の喧嘩への自責)——蓮くんは、両方を抱えていたことに気づきました。

「同じ『こだわり』として扱っていたのは、間違いだった」「外傷性のこだわりには、別の手当てが必要だった」と。

【After:2種類への異なる対応で2年】
千恵さんは、対応を分けました:

📍同一性へのこだわり:特性として受容、予測可能な日常を作る、無理に変えない、こだわりを強みとして認める
📍外傷性のこだわり:児童心理士のカウンセリングを開始、過去の傷ついた体験を安全に語り直す、「あなたは悪くない」を伝え続ける、両親の喧嘩への罪悪感を解放する

2年後、蓮くんは小学6年生。「同一性のこだわり」は変わらず持っていますが、それは強みとして活かされ、得意な歴史の研究で全国コンクール入選を果たしました。一方「外傷性のこだわり」は劇的に減少し、過去の傷ついた出来事を繰り返し話すこともなくなり、安定した心の状態を取り戻しています。

千恵さんの言葉:
「『発達特性のこだわり』と『心の傷のこだわり』を分けて対応することの重要性を、本シリーズで学べたことは、私たち親子の宝物です。2種類を区別せず、同じように扱っていたら、息子の心の傷は永遠に放置されていたかもしれません。同じように悩むお母さん・お父さんに、絶対に届けたいメッセージです:お子さんのこだわりには、複数の種類があるかもしれない、と」

千恵さんの事例で大切なのは、「同じ『こだわり』に見えても、原因が違えば対応も違う」こと。この見極めが、お子さんの人生を大きく変えます。

よくある質問7問|中島輝が答える

2種類のこだわりを、自分で見分けられますか?
中島輝の見解:本記事のチェックリストである程度の見当はつきますが、正確な見極めには専門家の助けが必要です。発達障害に詳しい医師、トラウマに精通した心理士に相談してください。
うちの子は両方かもしれません
中島輝の見解:両方併存のケースは、決して珍しくありません。両方への対応が必要です。発達支援とトラウマケア、両方に対応できる専門機関を探してください。
外傷性のこだわりは、何歳からでも治りますか?
中島輝の見解:何歳からでも、改善は可能です。子どもなら早期介入で、大人なら時間をかけたカウンセリングで。完全に消えなくても、生活に支障が少ない状態にすることは、十分可能です。
私自身、過去の出来事に縛られています
中島輝の見解:外傷性のこだわりを抱えている可能性が高いです。トラウマに精通した心理士・カウンセラーに相談することをお勧めします。一人で抱え込まないでください。
「過去のことは忘れなさい」と言われ続けてきました
中島輝の見解:この言葉は、外傷性のこだわりを抱える方を最も傷つけます。「忘れる」ではなく「向き合って手当てする」のが正しいアプローチ。安全な場所で語り直すプロセスが、回復への道です。
同一性のこだわりは、無理に変えるべきではない?
中島輝の見解:原則として、無理に変えないことが大切です。特性として受容し、強みとして活かす道を探す方が、本人の心を守ります。ただし、生活に深刻な支障がある場合は、専門家と相談して段階的な対応を検討してください。
子どものことで眠れない夜があります
中島輝の見解:お一人で抱え込まないでください。長期の強い不安は「うつ病」「適応障害」の可能性もあります。心療内科・精神科の専門医や、『よりそいホットライン』0120-279-338(24時間・無料)『いのちの電話』0120-783-556厚生労働省「こころの耳」、お住まいの市町村の子育て相談窓口へご相談を。
「こだわり」は、2種類ある。

『同一性へのこだわり』
(発達特性・生まれつき)

『外傷性のこだわり』
(心の傷・後天的)

同じこだわりに見えても、
原因が違えば対応も違う

正体を見極めることが、
本当の癒しの第一歩です。
『発達障害グレーゾーン』参考原稿の核心 × トラウマ研究 × 中島輝『自己肯定感の6つの感+安心感』(文科省『生徒指導提要2022』採用)。こだわりの正体を理解することが、安心感(土壌)と自己受容感(幹)を、根本的に育てます。

ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。中島輝です。

「2種類のこだわり」という視点は、発達凸凹を理解する上で、最も大切な概念の一つです。当事者の方も、ご家族も、専門家も、この区別を理解することで、適切な支援が可能になります

これで第3パートの中盤を終えました。次回(W10)は「親の関わり方が、子の発達を変える|今からできる早期サポート」をお届けします。発達特性を持つお子さんへの、親のかかわり方の重要性を、丁寧にお伝えします。

■ 監修者プロフィール

中島 輝(なかしま てる)
心理カウンセラー/自己肯定感アカデミー会長/HSP講座主宰

5歳での里親家庭での経験、10年間の引きこもり、パニック障害との闘いを経て、自己肯定感の研究と臨床に人生を捧げる。世界初・日本発の「自己肯定感の6つの感+安心感」理論を体系化し、15,000名以上のカウンセリング実績を持つ。

著書77万部突破。代表作に『繊細すぎる自分の取扱説明書』『何があっても「大丈夫。」と思えるようになる自己肯定感の教科書(25刷)』『子どもの自己肯定感』『習慣化は自己肯定感が10割』『大丈夫。そのつらい日々も光になる』他多数。

文部科学省『生徒指導提要2022年改訂版』に「自尊心≒自己存在感」「自己有用感」が公式採用される。NHKあさイチ出演、YouTube大学96%高評価。

━━ 本記事の信頼性の根拠 ━━
01世界基準のHSC理論
エレイン・N・アーロン博士(米国心理学者・1996年HSP/HSC概念提唱者)の原典に基づく解説。
02文部科学省採用の理論
『生徒指導提要2022年改訂版』に「自尊心≒自己存在感」「自己有用感」が公式採用。
03監修者の著書77万部
中島輝著の累計77万部突破の実績(『自己肯定感の教科書』25刷他多数)。
0415,000名以上の臨床経験
中島輝による心理カウンセリング実績。HSP・HSC領域での豊富な経験。
05世界初・日本発の理論体系
「自己肯定感の6つの感+安心感」理論を中島輝が世界初・日本発で体系化。
06ハーバード大学等の研究データ
ハーバード大学ジェローム・ケイガン教授他、世界の研究データを参照。
07NHK・大手メディア実績
NHK「あさイチ」出演、YouTube大学96%高評価、多数のメディア露出実績。
08HSP講座の主宰
自己肯定感アカデミーにてHSP講座を主宰し、繊細さの活かし方を体系的に指導。
09事実情報の正確な明記
すべての専門家名・研究機関・統計数値の出典を明記し、推測ではない事実をお届け。
📞 お一人で抱え込まないでください|相談窓口よりそいホットライン(無料・24時間):0120-279-338
いのちの電話(無料):0120-783-556
厚生労働省「こころの耳」:メール・電話相談窓口
児童相談所虐待対応ダイヤル:189(いちはやく)
・お住まいの市町村の子育て相談窓口
「こだわり」には2種類ある|生まれつき?それとも心の傷から?
【中島輝監修】



©自己肯定感ラボ × 中島輝
本記事は中島輝による監修のもと、信頼ある情報をお届けする無償コンテンツです。本記事は心理的サポートと自己肯定感の視点からの情報提供であり、診断や治療を行うものではありません。気になる症状がある場合は、必ず医療機関・専門医にご相談ください。
 

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